日高本線新冠駅と新冠温泉―北海道
日高本線の起点苫小牧から77.2kmにある新冠駅は、競走馬の生産地として知られる新冠町を代表する駅ではあるが、片面ホームが1面あるだけの棒線駅である。駅舎は無人だが、「出会いの憩いのセンター」と名付けられた小奇麗なもの。ただ、駅前面に「新冠駅」という表記は全く存在しない。
苫小牧駅10時17分発の2227D様似行きで11時43分に新冠着。列車はキハ40 354の1両のワンマンであった。
キハ40形350番台は、キハ40形100番台をワンマン改造した700番台の機関をDMF13HZBに換装したもの。日高線運輸営業所に10両が在籍する(2009年 4月 1日現在)。
そのキハ40 354の便所横には、こんなポスターが貼られていた。ちょうど乗車した2227Dが対象になっているが、列車ごとに差し替えているのではなく、たまたまだったようだ。
新冠駅の静内寄りにある踏切に建てられていた石造りの掲示。1926(大正15)年に日高拓殖鉄道が厚賀-静内間を762mm軌間で開業した時に高江駅として設置され、翌年の国有化、1931(昭和6)年の改軌の後、1948(昭和23)年に新冠駅と改称したとのこと。「場所は今も昔もあまり変わっていません」とあるが、少しは変わっているということだろうか。
電話をして自動車で迎えに来てもらい、日高初の温泉だという新冠温泉「レ・コードの湯」で入浴(500円)。駅から数百メートルのところにある道の駅「サラブレッドロード新冠」からは送迎バスもある。
ナトリウム-塩化物泉で源泉温度は17.8℃。何より露天風呂からの眺望が見事で、牧場の向こうに新冠の街並みと典型的な海岸段丘を見ることができる。写真は露天風呂横の休憩室からのもので、この日は天気が悪かったのは残念。特に夕日が自慢らしい。
ちゃんとしたレストランもあるが、大広間で食事もできる。タコの入ったラーメンを食べて、新冠町産のホロシリ牛乳を飲む。75℃15分間の低温殺菌でうまかった。
■参考資料
・『JR全車輌ハンドブック2009』(2009)ネコ・パブリッシング
[写真:2009年11月10日]
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