2009.07.02

一龍斎貞水立体講談~2009貞水夏舞台~

■名称:一龍斎貞水立体講談~2009貞水夏舞台~
■日付:2009年 7月 2日(木)
■会場:博品館劇場
■料金:3500円(全席指定)

19:01 桂小文治:片棒
19:28 桂小文治
19:44 一龍齋貞水:俗説四谷怪談―お岩誕生
20:54 終演

4年ぶりに貞水先生の講談。立体講談となると、2002年 8月の紀伊國屋寄席以来となる。

開口一番で小文治師匠が上がった後、幕が閉まって立体講談の準備。その間、幕の前で小文治師匠が講談と落語の違い等の話でつなぐ。談志師匠に小言を言うはずだった文治師匠が、感化されて戻ってきたというのが面白い。

再度幕が開くと、右手には古びた長屋、左手は墓場か。スモークが流れる中、貞水先生が「四谷怪談にもいろいろあって…」と噺を始める。

田宮又左衛門の娘おつなは器量が悪く、使用人の伝助と一緒になる。伝助は高田大八郎が殺害した伊勢屋の死骸を見つけてしまい、それを捨てるように命じられて、とりあえず自宅の押し入れにしまう。伊勢屋が死んでいることを知らせに行くが、その間に伊勢屋のおかみさんも大八郎に殺されており、その幽霊が伝助の長屋に現れ、臨月のおつなは恐怖のあまり卒倒し、同時に女の子を出産する。その女の子がお岩さんで、そのあたりは後日談として語られるだけなのだが、70分の長講。語り口の迫力はもちろん、セットや現れる幽霊も効果的で、怪談を堪能することができた。

[2009年 7月 4日記]

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2009.05.31

宝井琴柳の会

■名称:宝井琴柳の会
■日付:2009年 5月31日(日)
■会場:お江戸日本橋亭
■料金:2000円

17:46 宝井琴柑:山内一豊出世の馬揃
18:09 宝井琴柳:国定忠次
18:52 中入り
19:07 柳家三三:権助提灯
19:24 宝井琴柳:国定忠次
20:26 終演

2005年 4月 3日以来で9回目。

■過去の記録
宝井琴柳の会(2005年 4月 3日)
宝井琴柳の会(2004年11月28日)

[2009年 6月21日記]

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2009.03.22

下北沢演芸祭2009 三遊亭白鳥「ピンクの白鳥~江戸からエロへ~」

■名称:シアター711こけら落とし公演第2弾 春風亭昇太プロデュース 下北沢演芸祭2009 三遊亭白鳥「ピンクの白鳥~江戸からエロへ~」
■日付:2009年 3月22日(日)
■会場:シアター711

14:03 林家二楽三遊亭白鳥
14:12 三遊亭白鳥:はじめて泡踊り物語
14:29 神田京子桑原滝弥
14:52 中入り
15:03 林家二楽
15:25 三遊亭白鳥:エロチカ沢
15:53 終演

8日に続く「下北沢演芸祭2009」。満員。「放送禁止落語会」や「トンデモ落語会」でやっていたようなエロねたをやるという趣旨の会。という性格上、あまり詳細には触れずに…。

白鳥師1席目は「お見立て」から。ただ、喜瀬川花魁を訪ねてくるのは杢兵衛大尽ではなく白鳥師の地元の友人。喜瀬川が仮病であるということを喜助が白状してしまい、ちょうど風呂に入っていた喜瀬川のところに主人公が行って(以下省略)という噺。

続いて京子さん。普通に(?)「森のくまさん」を講談にしたら…というのをやった後、夫である詩人の桑原滝弥師登場。詩人と言っても、入り口で渡されたちらしには「桑原滝弥ライブツアー」のものが入っており、そういう人(どういう人だ)らしい。

自作の長い詩を朗読した後、京子さんに対して「公開稽古」。「扇の的」を修羅場から読む京子さんに、「○○風に!」とか指示を出して、京子さんがそれに対応するというもの。ま、なかなかおもしろかったですよ。

二楽さんは、いちおう普通の紙切り。ただ出されるお題と、切るものが…という趣向で、切りながらの先代正楽師匠(二楽さんのお父さん)の話が面白かった。

白鳥師2席目は「鰍沢」の改作。自分のものが大きすぎることに悩む瀧川鯉朝が、知床半島にある「エロチカ沢」を訪ねるという噺。

好評なら次回もということだったが、この会場にはよっぽどのことがなければ来たくないなあ。椅子の座り心地はいいんだけど、前回書いたように椅子の前後の間隔が狭くて、出入りがしにくすぎます。

[2009年 3月22日記]

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2008.10.13

柳家一琴の会 神無月

■名称:柳家一琴の会 神無月
■日付:2008年10月13日(月)
■会場:なかの芸能小劇場

14:00 宝井琴柑:源平盛衰記 那須与一扇の的
14:14 柳家一琴:崇徳院
14:40 中入り
14:56 唐沢俊一:紀州
15:21 柳家一琴:三十石夢の通い路
16:02 終演

 3月 9日以来、2回ぶり。

 唐沢俊一さんは釈台を置いて座布団に座り、徳川家に関するいろんなうんちくを話していたと思ったら「紀州」になった。

 一琴師匠の2席目が「三十石」だったのには驚き。


■過去の記録
 ・柳家一琴の会 弥生(3月 9日)
 ・最終回春夏秋冬柳家一琴独演会(2006年 1月15日)
 ・第1回春夏秋冬柳家一琴独演会(2005年 4月 3日)

[2008年12月 3日記]

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2008.08.17

黒門亭(第2部) 講談宝井初見参!「宝井琴柳の部」

■名称:黒門亭(第2部) 講談宝井初見参!「宝井琴柳の部」
■日付:2008年 8月17日(日)
■会場:落語協会

15:01 柳家花いち:金明竹
15:16 柳家喬の字:棒鱈
15:37 三遊亭小金馬:紙入れ
15:56 宝井琴柳:大岡政談万両婿
16:43 終演

 2006年12月 3日以来、24度目。20名ほど。第1部からの通しは5名の由。

 花いちさんは初めて。最初のところで絶句したが、後は問題なく。

 喬の字さんは二ツ目になって初めてだが、余裕を感じる。このねたはさん喬師匠の印象が強すぎるのだが、田舎侍の雄叫びや、妙な歌がおもしろかった。

 小金馬師匠は第1部も寿楽師匠の代演で出演したとのこと。聴くのは4年ぶり。

 琴柳先生は、講談に関する解説などをまくらにおなじみの、と思っていたら5年ぶりの「万両婿」。やはりよい。5月に琴調先生とともに落語協会の所属となったので、これから黒門亭で聴く機会が増えることを期待したい。


[2008年 8月17日記]

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2008.01.26

第15回桃色婦人会

■名称:第15回桃色婦人会 落語協会特選会
■日付:2008年 1月26日(土)
■会場:池袋演芸場

18:20 柳亭市丸:狸札
18:43 神田茜:初恋エンマ
19:05 神田陽子:タンホイザー
19:37 中入り
19:48 三遊亭歌る多:熊の皮
20:18 神田陽子:椿姫
20:40 終演



 14回ぶり2回目、即ち第1回以来で約5年ぶり。ほぼ満席。

 「初恋エンマ」は実はその第1回にも聴いている(すっかり忘れていたが)。貸衣装屋で圧死した中年女性が、初恋の話の時だけ罪を認めるのに気付いた閻魔様に、その中年女性が結婚相手を紹介する話。

 約4年ぶりになる陽子先生2席は共にオペラを題材にした講談。自由奔放に演じられている感じがして、聴いていて楽しい。舞台はそれぞれドイツとフランスなのだが、御姫様だけが大名の姫君のような感じがするのはなぜだろう。

 歌る多師匠の「熊の皮」はおかみさんが本当に怖い(笑)。1席の後、弟子の歌るびさんとお座敷遊びの「餅つき」。

 次回は4月(日付未定)で、今年から年4回の公演を予定しているとのこと(去年までは年3回)。



[2008年 1月27日記]

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2007.05.09

喬太郎・山陽二人会

■名称:喬太郎・山陽二人会 横浜にぎわい座開場5周年記念興行
■日付:2007年 5月 9日(水)
■会場:横浜にぎわい座 芸能ホール

19:01 柳家小ぞう:子ほめ
19:11 神田山陽:鼠小僧外伝―サンタクロースとの出会い
19:46 柳家喬太郎:カマ手本忠臣蔵
20:20 中入り
20:32 神田山陽:七人の猿蟹侍
20:52 柳家喬太郎:猫久
21:23 終演



 満員。

 喉の調子が良くない山陽先生。「鼠小僧外伝」はよく聴いているような気がしたが4年ぶり。その時は5分の短縮版だったので、ちゃんと聴くのはそれよりさかのぼる。「七人の猿蟹侍」は初めてかと思っていたが、これも4年前に聴いていた。「七人の侍」を見ていたらもっと楽しめたのだろうが、「猿蟹合戦」を知っているだけでも十分おもしろい。

 喬太郎師は講談との二人会なのでということで「忠臣蔵」。ねたおろしの時の粗筋を読み返すと、細かいところでいろいろ変わっていた。浅野内匠守がおかまで吉良上野介と男色関係にあったという前半の他、終盤にもどんでん返しがある。

 2席目は5代目小さんの命日が近いのでということで「猫久」。喬太郎師で聴くのは初めて、というか聴く機会の少ない噺である。なかなか難しい(聴く側として)噺であるが、面白かった。

[2007年 5月 9日記]

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2007.04.26

白鳥大全集4巻 落語から

■名称:白鳥大全集4巻 落語から
■日付:2007年 4月26日(木)
■会場:東京芸術劇場 小ホール2

19:00 三遊亭白鳥:僕はこうして大きくなった
19:15 神田茜:張り扇いろいろ
19:25 三遊亭白鳥:黄金餅
20:07 中入り
20:16 神田茜:あの頃の夢
20:40 三遊亭白鳥:双蝶々―長吉とメルヘンの森
21:21 終演

 その4回目。3回目も行きたかったのだが、所用のため断念。

 「僕は~」は真打昇進前後ということで、披露興行のときに使われた青い後ろ幕が掲げられる。ファンの手作りだということで、中央から出入りができるようになっている。鈴本演芸場の披露興行のことを思い出した。

 この回では偶然にも3回とも1席目が初めて聴く噺、2席目が聴いたことのある噺となった。「黄金餅」も聴いてみたかった噺。舞台は現代で、主人公は池袋に住む寄席に出られない落語家。隣人の北朝鮮の工作員である老婆がトックに金を包んだものを飲んで死に、それを秘密の火葬場に持って行くと、その火葬場は実は池袋演芸場の地下、という噺。「黄金餅」としての言い立てもあり、楽しかった。

 2席目を聴くのは4年ぶりで、前回の副題は「帰らずの森」だった。舞台はいちおう(?)原作と同じで、両親にいじめられている長吉が2匹の蝶に導かれて迷い込んだ蔵は童話の世界、という噺。

 茜先生の「あの頃の夢」も、6年前に聴いた時は「現代版芝浜」の副題がついており、やはり「落語から」なのでした。

[2007年 4月30日記]

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2007.01.10

新作派による古典の会

■名称:新作派による古典の会 横浜にぎわい座正月興行
■日付:2007年 1月10日(水)
■会場:横浜にぎわい座 芸能ホール

19:01 挨拶(林家彦いち・三遊亭白鳥・神田山陽・春風亭昇太・柳家喬太郎)
19:12 神田山陽:狼退治
19:28 柳家喬太郎:錦木検校
19:55 春風亭昇太:時そば
20:16 中入り
20:28 三遊亭白鳥:親子酒
20:55 林家彦いち:愛宕川
21:23 終演



 2004年 1月 5日以来2回目。御覧の通り2階席も含め満員。前回はそうでもなかったような気がするが。

 最初は幕の前に赤いSWAの着物の5人が並んで、正月の様子等。なぜか隣の昇太師と距離を置こうとする喬太郎師。

 ちょうど2年ぶりの山陽先生は、箱根山で800頭の狼に遭遇する宮本武蔵の話。刀を抜いたところで、「ここからがおもしろい」。

 喬太郎師は挨拶の時には「柳家小三治です」と自己紹介していたが、まくらなく噺に入る。いつもは冒頭にある「ばちが当たる」の「三味線栗毛」本来のさげがなく、終演後に掲示されていた演題も「錦木検校」。

 昇太師の「時そば」は初めてだが、江戸の「時そば」ではなく、上方の「時うどん」をそばにしたもの。こちらのほうが昇太師にはぴったり。1回目に残された3本のそばを食べるとき、「長いの…」等と情けなく言うところが何ともおもしろい。

 白鳥師の「親子酒」は、白鳥師らしくいろんなエピソードが追加されている。「新・あたま山」の肝臓のしぐさも活躍。

 彦いち師は自らのユーコン川下りの体験を「愛宕山」に組み込んだもの。ちょうど2年前に聴いた時の題名は「アタゴヤマ」だった。

 ということで、順番に古典から離れていく(?)会でした。

[2007年 1月10日記]

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2006.10.07

平成噺し座 其の五

■名称:平成噺し座 其の五 はらへった
■日付:2006年10月 7日(土)
■会場:東京芸術劇場 小ホール2

14:00 開口一番(野末陳平)
14:04 神田ひまわり:徂徠豆腐
14:30 立川こしら:寿限無
14:53 中入り
15:05 桂吉坊:蔵丁稚
15:31 林家きくお:お伽村
15:51 (桂吉坊・野末陳平・林家きくお・神田ひまわり・立川こしら)
16:12 終演



 2回連続3回目。

 前回に続き当日券。全席指定なので購入時に座席表を見せられるが、色の塗られた席、即ち当日券として発売された席は4席しかなかったようだ。早めに来て良かった。しかし、実際の入りは半分にも満ちていないのは不思議。しかも、出演者の顔ぶれから想像していたより、かなり年齢層が高い。私の近くの席の老夫婦は、漏れ聞くところ招待券で来ていたようだ。

 今回の「開口一番」は野末氏。「この会は、将来が期待される若手を選んでいる」と言ってすぐに、「出演順は籤引きで決めるが、こしらやきくおがなったらと思ってどきどきした」とはどういうことか。「誰が」はともかく、事前にねたは決まっているので、ねたによって順番を決めたほうが会の流れが良くなるのではないだろうか。

 ということで、1席目が「徂徠豆腐」。ここ3年ほどひまわりさんをあまり聴いていないが、明るさときっちりしたところを楽しむことができた。

 こしらさんは4年ぶり。着物は自分で作るそうで、何と今回の生地はジーンズ。羽織を着ると暑いということで、着物の袖が取れるようになっている。「寿限無」後半の名前を繰り返し言うところでは、最後の1回は「うん…うん…うん…」と聞き手側から演じていたのが斬新で面白い。

 火曜日に続いて吉坊さん。昨日も「「銀座らくごアーベント」に出ているし、今週はずっと東京なのだろうか。丁稚の噺で芝居の噺となれば、吉坊さんで面白くないはずがない。ほぼ期待通りだったのだが、お清が定吉の「切腹」を発見してから下げまでの畳み掛ける感じが若干足りなかったようにも思えた。今日の会全体だが、客席の盛り上がりが少なかったことも原因かもしれない。

 きくおさんは「東西落語研鑽会」で公募された新作。行商の途中で空腹のために倒れた小間物屋が桃太郎に助けられ、御伽噺の登場人物達が住んでいる村に連れて行かれる。場面が現代(風)である点からも、発想的には国立演芸場主催「大衆芸能脚本募集」の受賞作品「玉手箱」に似ている、というかほぼ同じ。

 最後は、前回と同じく中入り時に集められた質問に演者が答える大喜利。質問と回答には面白いものも少なくないのだが、どうも会の構成として締まらないように感じる。

 次回は来年1月18日(木)19時で、会場はやはり「小ホール2」のようです。

■過去の記録
 ・平成噺し座 其の四(8月 9日)
 ・平成噺し座 其の二 三三 真打ちおめでとう(3月 8日)

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2006.08.12

第4回無限落語

■名称:第4回無限落語 男落語VS女落語
■日付:2006年 8月12日(土)
■会場:お江戸日本橋亭

18:01 三遊亭たん丈:
18:13 挨拶(川柳つくし・三遊亭圓丈・桂あやめ・柳家小ゑん)
18:19 川柳つくし
18:53 三遊亭丈二
19:12 神田茜
19:34 柳家小ゑん
20:02 中入り
20:12 三遊亭圓丈:寄席沈没
20:48 桂あやめ:練炭焚いたらサヨウナラ
21:25 終演

 3回ぶり2回目。かなりの入り。

 たん丈さんは侵入者に幽霊を見せることによりトラウマを与えるセキュリティシステムの噺。

 つくしさんは男女を結びつけるキューピッド(実はお嬢様)と仕える執事の噺。よくできているし、さげも捻りがあって結構。有名噺家の名前も何人か出てきて、どこでやっても受けそうだ。

 丈二師は環境省のリサイクル担当が亡くなり、チンピラであるその息子と、部下の噺。死体をいかに「地球に優しく」「リサイクルするか」のやりとりが、なかなかおもしろい。こちらもさげが結構。

 茜先生は、停電の夜に「百物語」風にお互いの気になる点を言い合う夫婦の噺。小ゑん師は、下仁田に単身赴任をしている40台の男が屋台でおでんを食べていると、ささやかな願い事をかなえてくれる「願い事屋」がやってくる噺。きれいなさげ。

 圓丈師は、日本中の寄席が次々に沈没してしまう噺。10日まで新宿末廣亭の主任で時間がなかったと本人も言っていたが、もう少し整理の余地がありそうだ。

 あやめ師は「ネット心中」の噺。とにかく最後の心中の場面が強烈で、「心中」の与える嫌な印象など感じようもない。

 新作落語ばかり7人、3時間半近くにわたる落語会だったが、とても満足できる会だった。どの噺も、変な「くせ」がないところも良い。特に、前半の(前座さんを除く)4人は、いずれも噺がよくまとまっているし、細かいところも面白かった。

 次回は10月30日(月)18時で圓丈・小ゑん・昇太・白鳥。

■過去の記録
 ・第1回無限落語(1月 8日)

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2006.03.21

入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは 第8回小権太・遊一の会

■名称:入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは 第8回小権太・遊一の会
■日付:2006年 3月21日(火)
■会場:日暮里サニーホール コンサートサロン

13:33 柳家生ねん:桃太郎
13:51 入船亭遊一:元犬
14:12 柳家小権太:宮戸川
14:38 神田京子:大名花屋
15:16 中入り
15:31 柳家小権太:幇間腹
15:54 入船亭遊一:幾代餅
16:29 終演

 8回連続8回目。いつもよりこころもち少なめのような気がするのは、ワールドベースボールクラシック決勝のせいか錯覚か。

 遊一さんの「元犬」には女中のおもとさんは出てこない。「犬みたいだ」と言われて「今朝ほど人間になりました」というさげのせりふは同じだが。「幾代餅」でも感じたのだが、細かい仕草や表情が自然になされているように思える。

 小権太さん、悲しい事件(?)があってねたおろしの気分ではないと「あくび指南」は後日として「幇間腹」。「宮戸川」もそうだが、なんか自然に演じているというか、いい感じを受けたのだが…。特に宮戸川の前半から中盤にかけてが良かった。

 京子さんは二ツ目になって初めて。最初に講談の紹介をする中で「森のくまさん」を講談にしてみるなど、明るくて実に結構。重々しい講談も良いが、この手のものを聴く機会も増やしたいところ。最後は立ち上がって「かっぽれ」。

 次回は6月23日(金)19時から同じ会場にて。

■過去の記録
 ・入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは 第7回小権太・遊一の会(2005年12月11日)
 ・第6回入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは 小権太・遊一の会(2005年 9月24日)
 ・第5回入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは(2005年 5月15日)
 ・第4回入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは(2005年 2月 5日)
 ・第3回入船さん、こんにちは 柳家さん、こんばんは(2004年11月 8日)

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2006.02.05

第33回講談かぶら矢会

■名称:第33回講談かぶら矢会
■日付:2006年 2月 5日(日)
■会場:国立演芸場

17:50 神田ひまわり:山内一豊の妻―出世の馬揃え
18:06 宝井琴桜:謎の女講釈師 本荘幽蘭
18:31 宝井琴梅:二宮金治郎物語
18:56 宝井琴調:徂徠豆腐
19:22 宝井琴柳:義賊鼠小僧
19:51 中入り
20:05 一龍斎貞山:杉山和一 苦心の管針
20:26 宝井琴星:伊藤孫兵衛
20:56 終演

 11回ぶり3回目。すごく久しぶりの講談の会で、かなり久しぶりの国立演芸場。

 この会、電話予約ができることは「東京かわら版」にも書かれているが、入場時に既に切符を持っている人が多いのが不思議だった。どうやら出演者の知人が多いらしく、一時はほぼ満席だったのに、1人終わるたびに帰ってしまう人が多く、最後はかなり空席があった。

 琴桜先生は明治から昭和にかけての女性講釈師である本荘幽蘭の女学生時代と新聞記者時代の噺。一生をかいつまんでのような感じだったが、どんな人だったのかは気になるところ。

 琴梅先生は、もともとは「金次郎」ではなく「金治郎」だった、等のまくらを聴いた後、本編は完全に寝てしまいました。すみません。

 琴柳先生は次郎吉の少年時代。小仏峠で見つけた胡麻の蝿が盗んだ金を八王子宿で掠める噺。

 貞山先生は江戸時代の鍼師の噺。鍼をまっすぐに打てない和一が、江ノ島で弁天様の啓示を受けて管針を発明する。

 琴星先生は幕末の水戸藩。剣術の稽古で主君を打ち据えて閉門になった孫兵衛だが、自分からは助命をすることなく、切腹して主君を諌めようとする。

 もう少し派手な読み物が多いと良かったとは思うものの、久しぶりの講釈を十分に満喫しました。

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2005.05.17

高座五十周年記念 一龍斎貞水の会

■名称:高座五十周年記念 一龍斎貞水の会
■日付:2005年 5月17日(火)
■会場:イイノホール

18:36 一龍斎貞友:真柄のお秀
18:53 橘家圓蔵:鰻の幇間
19:23 桂米朝:鹿政談
19:42 中入り
19:56 林家正楽:(相合傘・三社祭・アーチェリー・鵜飼い・ヨン様・正楽さん・昇り竜・氷川きよし)
20:18 一龍斎貞水:倉橋伝助
21:04 終演

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 久しぶりのイイノホール。満員。

 圓蔵師匠は貞水先生の数年先輩で、仲が良いらしい。人間国宝になるとの記事を新聞で見た時、疑って別の新聞で確認した、というようなまくらから噺へ。いつもながら緻密ではないが楽しい。

 米朝師匠は、言葉に詰まる場面も数回あったものの、歌舞伎座の時に比べるとかなり調子はよさそうで、席が比較的前で表情が良く見えたこともあって楽しめた。ただ、本人も言っていたが高座の出入りで座ったり立ったりするのがつらそうだったのは心配。

 正楽師匠は「いつもより多めに切っております」。いくつも出た注文の中から「ヨン様」を選んだときには「えーっ?」という声も上がったが、切り終わった時には感嘆になる。

 貞水先生は、まず圓蔵師匠の悪口と、入門当時の高座の話。本題は、大目付長谷川家の次男が放蕩の末、博打場で世話になった人を訪ねて上総の長南へ行き、当人が不在だったので髪結床に住み込む。3年後、江戸に戻って浅野内匠守の足軽から家臣になって倉橋伝助を名乗り、内匠守のはからいで親子の対面を果たす、というもの。

 2か月に1度通っていた「本牧講談俊英五人会」がなくなってから講談を聴く機会が減っているが、もう少し増やさないとな、と思う会でした。

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2005.04.18

【映像】立川志の吉・神田京子

立川志の吉、神田京子「繭から 1」映像配信中!(日刊スポーツ)

 4月4日の「繭から1」で収録された立川志の吉さん「紙入れ」、神田京子さん「4文字熟語自己紹介」が見られます。

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2005.04.03

宝井琴柳の会

■名称:宝井琴柳の会
■日付:2005年 4月 3日(日)
■会場:お江戸日本橋亭

17:29 三笑亭春夢:あたま山
17:41 神田ひまわり:瓢箪屋裁き
18:09 宝井琴柳:木曽土産名刀捨丸
18:54 中入り
19:04 柳家三三:短命
19:28 宝井琴柳:出世馬喰加藤孫六
20:02 終演

 お江戸日本橋亭での会は4回連続6回目。池袋演芸場を含めると6回連続8回目。

 「あたま山」は時蔵師と上方の雀々師で1度ずつ聴いただけなので、こんなところで出てきたのにはちょっと驚き。

 「瓢箪屋裁き」は大阪が舞台。瓢箪屋には3人の息子がいるが、3人とも遊び好き(「片棒」みたいだ)。旦那は3人それぞれ個別に「半年後に家を譲る」として、家宝の瓢箪を渡す。しかし半年を待たずに死んでしまい、誰が跡を継ぐかが揉め、奉行所へ。この時の奉行が大塩平八郎。平八郎も結論を出しかねるが、ふと入った居酒屋で2人の駕籠屋が俳句について話しているのが耳に入り、そこに出てきた加賀千代女の俳句から、亡くなった旦那の意図に気づくという話。

 「木曽土産名刀捨丸」は、父親の病気治療費のために田畑を売った男が、買い戻す金を稼ぐために江戸に出る。30両稼いで故郷に戻る途中、道に迷って助けを求めたのが山賊の家。山賊の妻は匿ってくれるがすぐに露見し、身包みはがれて放り出される。再び金を稼ぐために江戸に戻るが、山賊の家から持ち出した刀が100両(確か)で売れる。改めて故郷に戻る途中で山賊の家に立ち寄り、実は山賊が幼いころに家を飛び出した兄であったことがわかる、という話。

 「出世馬喰加藤孫六」は賤が嶽七本槍の1人である加藤嘉明の子供のころの話。

■過去の記録
 ・宝井琴柳の会(2004年11月28日)

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2005.01.17

第60回落語ジャンクション

■名称:第60回落語ジャンクション 新春特別公演2DAYS
■日付:2005年 1月10日(月)
■会場:なかの芸能小劇場

16:00 挨拶(三遊亭天どん・春風亭栄助・三遊亭小田原丈)
16:10 三遊亭ぬう生
16:28 春風亭栄助
16:52 三遊亭小田原丈:極道のバイト達
17:10 林家彦いち
17:53 中入り
18:11 神田山陽
18:36 清水宏
18:56 柳家喬太郎:ハワイの雪
19:45 終演

 初めて。満員。

 ぬう生さんはパンクロッカーでもある高速道路料金所職員の話。料金徴収と一緒に自分のCDを売ろうとするが、代わりに講談の会の切符を託されたり、占いの紹介をすることになる。さげがなかなか。

 栄助さんは立ったままで「占い占い」や運転免許の筆記試験の話。その後、「自分は他人の心が読める」と観客の考えていることを読む、というねた。最後の方はちょっとくどさを感じた。

 彦いち師はカナダで数日間のカヌーによる川下りをした体験談から、「愛宕山」のカナダ版。「愛宕山」とまくらの体験談が見事に融合しており、さげも「愛宕山」に一味が加わっている。本日の秀逸。

 山陽さんは大晦日の夜にアダルトサイトに登録してしまったという、こちらも体験談。実におもしろい。最後に「押してはならないとされているボタン」に関する講談というかなんと言うか。

 清水宏さんは「ドラえもん」「金八先生」「サザエさん」のハリウッド版の予告編。映画を見ない私には良くわからない。

 前日は昇太師が「ハワイの雪」をやったらしいが、なんと今日の喬太郎師も「ハワイの雪」。設定が(おそらく)今日、即ち中越で大地震が会った翌年の年賀状がまだ来てもおかしくない頃、になっている。何度も聴いているが、何度聴いても良い噺だ。

 それにしても、「落語21」もそうだが出囃子が現代の音楽なのはなぜだろう。

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2005.01.10

【新聞】神田紫女流講談師25年の魅力…初DVD発売

神田紫女流講談師25年の魅力…初DVD発売(ZAKZAK)

 昨年末に発売された「女流講談師で初のDVD」(記事より)。記事によると、収録されているのは

 ・赤穂義士伝より〈南部坂雪の別れ〉
 ・井伊直人出世物語
 ・牡丹灯篭より〈お札はがし〉
 ・新作「阿部定事件より〈血文字お定〉」

の4本とインタビューで、2枚組み3990円

 この他、アロハマンダラーズのCD「お座敷ホレホレ節」も発売されているとのこと。

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2004.12.16

SWAクリエイティブツアー東京公演 vol.2

■名称:SWAクリエイティブツアー東京公演 vol.2
■日付:2004年12月15日(水)
■会場:明治安田生命ホール

19:00 (映像)
19:02 三遊亭白鳥:好きやねん、三郎
19:26 神田山陽
19:53 春風亭昇太:群青色
20:20 (映像)
20:24 柳家喬太郎:思い出芝居
20:48 林家彦いち:臼親父
21:08 挨拶
21:13 終演

2004121501

 初めて。明治安田生命ホールも初めて。無線LANが使えるようだが、速報用?

 白鳥師は山奥にある寿司屋の噺。品書きには「まぐろ」「大とろ」「うに」等があるが、実際には山で採れた材料が使われている。噺の中で白鳥師の手品も登場。

 山陽師は昭和41年に結成された77歳の男4人によるロックバンドの噺。1人を除いてはもう解散しようとしている。その1人が作ってきた歌3行・せりふ20行の歌詞に対して、解散を伝える役の1人が「歌謡浪曲だよ」と言うところに大爆笑。

 昇太師は、友達の作れない小学生が入り込んだ絵具の世界で、使われずに馬鹿にされている群青色の噺。「だいたい何だよ群青色って」。そう言われると、何なんでしょう。

 3人のまくらで話題になった大阪・名古屋公演の映像をはさんで、喬太郎師は別れを告げた彼女に対し、「最後に1日思い出の場所に一緒に行きたい」という男の噺。男は付き合っていたときの場面を正確に再現させようとする。

 彦いち師は妻が柿を投げつけられて怪我をしても文句を言えない男が、「猿蟹合戦」の世界に入り込んでしまうという噺。いつもの彦いち師のように「力技」に頼ることなく(臼が猿を押しつぶすところは迫力十分だったが)、冒頭から「話術」でどんどん引き込まれていかれた。さげも鮮やかで、本日の秀逸。

 5作とも良くできており、この会の作品は他の人が演じる可能性もあるとのことなので、どのように展開していくかが非常に楽しみ。来年は昼夜公演とのことだが、またがんばって電話をしたい。さらに夢枕獏氏が5人それぞれのために話を作り、今月から「すばる」に連載されるらしい。

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2004.11.28

宝井琴柳の会

■名称:宝井琴柳の会
■日付:2004年11月28日(日)
■会場:お江戸日本橋亭

17:32 桂夏丸:ヒニクリスト
17:51 神田ひまわり:出世葵
18:15 宝井琴柳:侠客伝 清水の小政
18:44 中入り
18:57 柳家三三:不孝者
19:28 宝井琴柳:義士外伝 小田小右衛門
20:01 終演

 お江戸日本橋亭での会は3回連続5回目。池袋演芸場を含めると5回連続7回目。

 夏丸さんの新作は、皮肉屋の男が娘の結婚相手の家に行くという噺。ちょっと「昔の新作」の雰囲気があるなぁ、と思ったら、自作ではないようだ。

 「出世葵」は、大奥に上がっていた豆腐屋の娘が徳川秀忠の子を宿し、大久保彦左衛門の口利きを得て、後にその子が会津藩主保科正之となる話。

 「清水の小政」は伊勢参りの帰途に清水次郎長と森の石松が出会った少年(後の大政)の話。

 「小田小右衛門」は大石内蔵助の介錯をした細川家の足軽小田小右衛門が、四十七士の3回忌に身分を高く偽って墓参をしているところを目付長岡監物(だったはず)に見つかってしまう。しかし、それは内蔵助が足軽に介錯をされたと思われないように嘘をついたためのことであることがわかり、罪に服した後に取り立てられる、という話。

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2004.09.05

雲助・琴柳二人会

■名称:雲助・琴柳二人会 横浜にぎわい座九月興行
■日付:2004年 9月 5日(日)
■会場:横浜にぎわい座

14:00 五街道喜助「子ほめ」
14:17 五街道雲助「代書屋」
14:39 宝井琴柳「魚屋本多」
15:09 中入り
15:20 宝井琴柳「大瀬半五郎」
15:42 太田その(寄席囃子) 五街道喜助・三遊亭かぬう
15:56 五街道雲助「つづら」
16:20 終演

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