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2015.11.24

維新電信

2015年11月21日(土)

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ラグビートップリーグ第2節。キヤノンイーグルスNTTドコモレッドハリケーンズと対戦する。

レッドハリケーンズとは、過去2勝1敗。

1 2011年 1月15日 7-38 トップチャレンジ1第1節 秩父宮ラグビー場
2 2012年 9月 1日 38-14 第1節 長居第2陸上競技場
3 2014年 9月20日 24-10 ファーストステージ第5節 秩父宮ラグビー場

トップチャレンジ1で敗れ、トップリーグへの昇格は1年先んじられたものの、トップリーグでは2連勝を記録している。中でも、2012年の試合は、イーグルスがトップリーグに昇格して最初の試合であり、ここでの勝利は印象に強く残っている。

会場は、山口市の維新百年記念公園陸上競技場。イーグルスにとっては2度目で、2013年 9月28日に近鉄ライナーズと対戦し、18対17で勝利を収めている。その時が、山口県でのトップリーグ開催は初めてだったとのことだが、昨年も開催されたとのことで、これで3年連続になるようだ。

イーグルス対レッドハリケーンズは第2試合で、第1試合はグループAのリコーブラックラムズ対ホンダヒートが行われる。ホンダヒートには、イーグルスがトップリーグに昇格する前に活躍したトマシソンゲタ、レメキロマノラヴァ(イーグルス在籍時代はロマノ=レメキ)の2選手がおり、この試合も見ておきたい。レメキロマノラヴァは、日本に帰化して7人制ラグビー日本代表の中心選手となり、先日のリオデジャネイロオリンピック予選でも活躍した選手である。

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東京から山口宇部空港への飛行機は、7時20分発のスターフライヤー11便が最も早く、山口宇部には9時05分に着く。そこから宇部線草江駅まで歩いて、新山口駅で山口線に乗り換えて、矢原駅から会場まで歩くのが一番安いはずなので、その行程を考えていたのだが、これでは開場時間に間に合わないことが判明した。ところが、調べてみると山口宇部空港から山口駅までのバスが、会場のそばを通り、停留所もあることが判明。新千歳空港から札幌駅へのバスが近くに停まる、札幌ドーム並みの便利さである。ということで、9時25分の中国ジェイアールバスに乗り、自動車専用道路を通って10時09分に競技場前停留所に到着した。イーグルスの受付開始が10時10分なので、ぴったりである。実際にすぐにテントに行ったら、しばらく待つようにと言われたけど。

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入場。前回は、雨が降っているので屋根があるメインスタンドに座ったが、どうしようかと思ったが、バックスタンドは段数、すなわち席数が少ないので、メインスタンドの自由席で、一番中央に近いところの前方に席を取る。陸上競技場で、トラックや走り幅跳びの施設があるので距離はあるが、それでもイーグルスのベンチがよく見えそうな場所だ。

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競技場前では、さまざまな食べ物が売られている。その右側では、大学のラグビー部による子供向けのゲーム。

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競技場内でも売られていた「長州ころころ丼」(600円)。ご飯の上に、炭火焼の鶏肉を載せただけのものだが、うまい。

 

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山口県ラグビーフットボール協会のフェイスブックに「いいね!」をした画面を見せた先着300円にもらえた、夏みかん味の「長州地サイダー」。現時点でも、「いいね!」をしているのは600名以下なので、ほぼ全員がもらえたのでしょう。

 

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そうこうするうちに、第1試合。トマシソンゲタは、イーグルス時代はNo.8だったが、今日は右ロック(5)。レメキロマノラヴァは右ウイング(14)でそれぞれ先発。後半25分にトマシソンゲタが、笑顔で右手を振り上げながらトライ。ボールを持ったら、まっすぐ突進して相手を跳ね飛ばす迫力は健在だった。イーグルス時代の童顔から、すっかりたくましくなったレメキも、トライこそなかったものの活躍。ホンダヒートが1度もリードを許さずに24対18で勝利。4期ぶりのトップリーグ復帰で、2012年 1月28日以来、トップリーグ4勝目を挙げた。

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いよいよ第2試合。イーグルスは1.東恩納、2.庭井、3.城、4.菊谷、5.宇佐美、6.アイブス、7.嶋田、8.トムソン、9.天野、10.橋野、11.小野澤、12.三友、13.ベネット、14.森谷、15ルルー。控えが16.金子、17.菅原、18.山路、19.日高、20.杉永、21.福居、22.林、23和田。

ルルーが控えから先発に回り、控えに新人林が入って、ボンドが外れている。同じく新人杉永は、メンバー発表後にロウと交替。すっかり先発に定着した東恩納に続き、杉永・林もこのチャンスを生かしてほしい。

対するレッドハリケーンズも、ルルーと同じ南アフリカ代表のエベン=エツベツが4、ハンドレ=ポラードが22に入っている。

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前半、3分にレッドハリケーンズがPGを決め、7分の三友のPGは失敗で0対3。その後はしばらく膠着状態になるが、イーグルスの防御は安定している。たまに相手に抜かれかけそうになるが、後ろからでも相手の足に手を掛けて動きを止め、そこに2人目が襲い掛かって倒すことにより、トライを許さない。最初のように、自陣での反則を抑えれば、簡単に得点されることはなさそうだ。スクラムやモールでも、優っている。

そして何と言ってもルルー。前節では、パスがうまくつながらなかったり、蹴りこまれたボールをイーグルス同士で争うような場面も見られたが、既にチームと一体となって能力をいかんなく発揮。走りやキックの攻撃はもちろん、防御でも自陣の後ろの方から一気に進んできて相手タックルし、さっと戻っていく、まさに「はやてのように現れて、はやてのように去っていく」動きを見せてくれた。

そのルルーが18分にゴール隅ぎりぎりに飛び込むが、わずかに押し出されたようでTMO(ビデオ判定)の結果トライ不成立。しかし、24分にラインアウトから菊谷がトライ!トライ後すぐに立ち上がり、後方にボールを投げ捨てるのが何ともかっこいい。三友のゴールも問題なく、7対3と逆転した。

その後、三友が2本のPG。2本目は、中央からの50mの鮮やかなキックだった。これで13対3と突き放す。そして、前半終了間際。レッドハリケーンズにゴール前まで攻め込まれるが、ボールを奪ってトムソンが一気に前進。タックルされるが、そのボールをルルーが受けて、80m近くを走りぬいてトライ!なんともはや…。20対3で前半を終えることになった。

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そうそう、試合前に投げ込まれるサインボール。すぐ前の少年がルルーのボールを捕ったので、写真を撮らせてもらいました。撮った直後は「15番でRが入ってるから五郎丸のじゃないか?」なんて言ってましたが、どんなにすごい選手のボールを捕ったのか、わかってくれたことでしょう。

後半すぐにレッドハリケーンズに攻め込まれ、トライかと思いきやTMOでなんとか不成立となるが、その後はまた攻勢。9分、ボールを持った橋野が、相手の間をうまくすり抜けてトライ!久しぶりに、橋野らしいトライを見ることができた。27対3。

しかし、このあたりから動きが鈍くなったわけではないのだが、攻め込まれる場面が目立つようになる。それでの防御は固いが、21分にスクラムを押し込まれて初トライを奪われ、27対10。

少なくとも、もう1トライして4トライの勝ち点1が欲しいが、なかなかトライにつながらない。しかし、終盤36分にスクラムのボールを、うまくトムソンが福居につなぎ、福居が巧みに走ってトライ!34対10。

その前に、出血した三友の交替でしばらく出ていた林が、改めて小野澤と交替してイーグルス初出場。そして、このトライ後に杉永も菊谷と交替して初出場となった。

最後、福居がシンビンで退場し、相手にトライされて34対17になってしまったが、とにかく勝ち点5。2試合で勝ち点6となり、トヨタ自動車ヴェルブリッツと並ぶが得失点差で3位。2連勝のヤマハ発動機ジュビロが1位、神戸製鋼コベルコスティーラーズが2位と、早くも先期の上位グループにいたチームが、上位を占める状態になっている。

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イーグルスの第3節は、大分市営陸上競技場でのコカ・コーラレッドスパークス戦。上位4チームは、第3節から第5節まで下位4チームとの対戦になるので、ここを落とすわけにはいかない。イーグルスも、4勝1敗、それも勝ち点5での勝利を重ねた状態で、最終2節の上位との対戦を迎えたいところである。

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マンオブザマッチは、ルルー。副賞として車海老が贈られ、外国出身選手たちがうらやましそうに(?)集まっていた。

 

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2015.11.16

惜しい敗戦、いろいろ期待

2015年11月15日(日)

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ワールドカップの関係 で、変則日程となっているラグビートップリーグが開幕した。

全16チームを2組に分けるのは、ここ2期と同じだが、後半はトーナメント方式で順位を決める「順位決定トーナメント」となる。そして、もし前半で5位以下となり、「順位決定トーナメント」の初戦で敗れると、下部リーグとの入れ替え戦に回るという、なかなか緊張を強いられる展開となる。

ここ2期、上位グループに入って7位となっているキヤノンイーグルスとしては、そこまでの心配はない(と思いたい)。前半のリーグ戦で、イーグルスが所属するのは「グループB」。ここには

ヤマハ発動機ジュビロ(2位)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ(3位)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ(6位)
キヤノンイーグルス(7位)
NECグリーンロケッツ(10位)
NTTドコモレッドハリケーンズ(11位)
コカ・コーラレッドスパークス(14位)
豊田自動織機シャトルズ(15位)

(括弧内は先期の順位)が所属する。試合は11月13~15日から12月26日まで、7週連続で行われる。

さて、イーグルスの初戦は、神戸製鋼コベルコスティーラーズ。プレシーズンリーグでは、3連勝でカップトーナメントに進出し、トヨタ自動車ヴェルブリッツサントリーサンゴリアスを下して優勝している。ワールドカップに出場した日本代表選手抜きのプレシーズンリーグではあるが、スティーラーズからも4人の選手が日本代表に選ばれての結果なので、現時点で最も好調なチームといってもよいだろう。

イーグルスとの過去の対戦は、

2012年 9月15日 ●22-32
2013年12月22日 ●19-48
2014年10月19日 ●14-17
2015年 1月11日 ●8-47

で4連敗。初戦としては厳しい相手だが、ここで勝てば一気に勢いに乗れるだろう。

ということで、品川駅6時00分発の「のぞみ」99号に乗車。三宮駅で、神戸市営地下鉄の西神・山手線に乗り換え、総合運動公園駅で下車。駅を出るとすぐ右にある、ほっともっとフィールド神戸には、2度野球を見に来たことがある。当時は「Yahoo!BBスタジアム」だったか、「グリーンスタジアム神戸」だったか。おっと、「スカイマークスタジアム」の時代もありました。


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球場ほどではないが、本日の試合会場である「ユニバー記念競技場」もさほど遠くはない。地下鉄(この付近では地上を通っている)の越えて、すぐ先になる。

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その名の通り、1985年に神戸でユニバーシアードが行われた際の開閉会式場である。

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それを記念する像もあり、その周りには優勝者の名前が記録されている。既にファンクラブ用等のテントが設営されていたため、すべては見られなかった。女子体操のユルチェンコ、サボー等は懐かしいところ。

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中に入ると、聖火台があった。近くで見たかったが、このあたりの席は開放されていなかった。

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11時30分に、ファンクラブ向けの受付が始まった。どうやら、スティーラーズのファンクラブ、一般向けの当日券販売と、時刻を合わせ、不公平が出ないようにしていたようだ。今期6回目になるので、その賞品。「オリジナルトートバック」がないとのことで、無条件に「オリジナルキャップ」となった。ちょうど日が差してきたので、活用させてもらう。

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飲食業者ではなく、関西ラグビー協会のと思しき売店で弁当を購入。お茶付き800円だが、ラグビー向けの弁当(?)だけあって、ずっしりと重みがある。おでんが入っている弁当は珍しいと思ったが、帰りに新大阪駅で買った「なにわ満載」という駅弁にも入っていた。関西では普通なのか?と、高校まで関西に住んでいた身ながら思う。

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試合開始前に、兵庫県立御影高等学校チアリーディング部による演技。バックスタンドからは遠くてよく見えなかったのだが、写真を見るとなかなか見事なものでした。

 

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さて、選手紹介。この横長の電光掲示板だが、あまり写真写りがよろしくない。試合の動画も、TMOを除いては映されなかった。

それはともかく、イーグルスは1.東恩納、2.庭井、3.城、4.菊谷、5.宇佐美、6.アイブス、7.嶋田、8.トムソン、9.天野、10.橋野、11.小野澤、12.三友、13.ベネット、14.森谷、15.ボンド。控えが16.金子、17.菅原、18.山路、19.日高、20.ロウ、21.福居、22.和田、23.ルルー。好みや何やはあるにせよ、ベストのメンバーといってもいいだろう。「○○は出ないのか」の思いもあるが、それは選手層の厚さの証拠でもある。

何と言っても、注目は1番に入った新人東恩納寛太。そして、南アフリカ代表としてワールドカップで戦ってから加入した、23番ウィリー=ルルーである。8日に来日したということなので、1週間での出場である。

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神戸空港開港10周年だそうで、空港から両チームに花束が贈られた。

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歴史も実績もあるスティーラーズの地元なので、老若男女のファンが詰めかけている。前にも感じたが、さすがに詳しい人が多く、周りの人の話を聞いていても楽しい。

そんな中、試合開始。まずは前半6分、相手のモールからトライを許してしまい0対7。その後も防御の時間が続き、ゴール近くの相手ボールラインアウトは、ノットストレートでアドバンテージがあるかと思ったが、相手がモールを組んで前に出たところ、菊谷が故意に崩したと判断されて認定トライ。菊谷はイエローカードで10分間退場。0対14となる。

しかし33分、トムソンがボールを持って前に出てボンドにつなぎ、トライ。プレシーズンリーグでトライを量産したボンドの好調は続いているようだ。簡単にはルルーにポジションを譲れないとの思いもあるのだろう。三友のコンバージョンキックは失敗で5対12。ライン際だと、助走時に段差があるので利き足によっては難しそうだ。しかし、38分のペナルティゴールはしっかり決めて、8対14で前半を終える。

攻められる場面が多く、確かに2トライは許したものの、防御はなかなか固い。モールでは押し込まれる場面もあったが、スクラムは優勢だし、自ボールのモールでは押し込んでいた。

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後半、2分に三友のPGで11対14の3点差。しかし、自陣での反則が多く、4本のPGを蹴られ、3本成功で11対23と差を広げられてしまう。しかし、トライを狙ってもよさそうな場面でPGを選択するというのは、イーグルスの防御を意識していたのだろう。

そして、その間にルルーが登場!意識して見ているせいもあるだろうが、走るにせよ、ボールを捕るにせよ、動きが違う。相手があわやトライという場面に一気に迫ってぎりぎりで押し出したり、トライしようという相手の体の下に自分の体を入れて防いだり(これはTMOでトライ不成立を判定)、見事だった。そして、27分には自らトライ!前半のボンドのトライと同じような場所だったが、さすがの三友は2度の失敗をせず、18対23の5点差。そして、残り5分、3分、1分…攻めるイーグルス。逆転勝ちもあるぞ、と手に汗握ったが、最後は惜しくも相手のタックルでノックオンをしてしまい、ノーサイドとなった。

反則やミスは目立ったが、攻撃にも防御にも見ごたえのあった試合。近くのスティーラーズファンも「勝ったけど、勝った気がしない」と言っていました。

試合後は、スティーラーズ正面健司選手が100試合出場達成で、御両親・奥様・お子さんから花束贈呈。両チームのワールドカップ出場選手からのあいさつがありました。

敗れたものの勝ち点1。そして、相手には勝ち点5を与えず。このグループは、第1節4試合すべてが同じで、イーグルスは得失点差でまずは6位。しかし、この勢いを維持し、連勝で最終節のヤマハ発動機ジュビロ戦に臨んでもらいたいものだ。

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