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2013.10.26

無敗チームに土をつけ、2次シーズン上位へ!

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キヤノンイーグルスは、20日(日)に大分で行われたトップリーグ第1ステージ第6節のコカ・コーラウエストレッドスパークスに66対36で勝利。勝ち点15で4位となった。

残るは1試合。第2ステージで上位リーグの残る2つの枠を、東芝ブレイブルーパス(勝ち点19)、クボタスピアーズ(勝ち点15)、近鉄ライナーズ(勝ち点12)と争うことになる。特に、スピアーズとは勝ち点で並び、得失点差がイーグルス16、スピアーズ-8で、順位が分かれている。ブレイブルーパス次第ではあるものの、第7節でスピアーズに順位を逆転されないことが、上位リーグ進出の絶対条件と言ってもよいだろう。

第7節の対戦相手は、イーグルスが5勝0敗1分で首位のヤマハ発動機ジュビロ、スピアーズが逆に0勝5敗1分で最下位のコカ・コーラウエストレッドスパークス。イーグルスとしては、スピアーズに対して勝ち点で下回ってはもちろん、同じでも得失点差が24以上下回ってはならないことになるという、背水の陣とも言える状況で第7節を迎えた。

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試合は26日(土)12時から秩父宮ラグビー場。この日は早くから関東地方への台風の接近が予報されていて心配だったが、前日の予報では直撃は回避されることになった。しかし、午前中は雨の予報。午後には回復の方向のようだが、12時試合開始だと微妙である。秩父宮の自由席には、屋根のある部分が少ししかないので、できるだけ早めに入場したかったのだが、家を出るのが遅れてしまい、到着したのは開場の11時直前。何とか屋根の下を確保したものの、外れに近い位置しか取れず、風向きによっては雨が吹き込んでくる状況だった。

そもそも屋根の少ない自由席だが、今日は、いわき市から招待した子供たちの専用席と、「ラガールシート」なる女性専用席が、けっこうな部分を占めている。せめて、子供たちの席は中央席にしてあげればよいのに…とも思うが、仕方がない。この日、イーグルスファンクラブ会員に配られた真っ赤なレインコートを着て、以前にもらったイーグルスポンチョで下半身と鞄を覆う。古いタオルを数枚持って来たのが役に立った。あ、このタオルはイーグルスのじゃないですよ。

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さて、イーグルスの先発は、フォワードが1.菅原 崇聖、2.金子 大介、3.城 彰、4.日高 駿、5.鷹クロフォード アストン、6.植松 宗之、7.清水 直志、8.アダム・トムソン。フッカーが、レッドスパークス戦で足を負傷した山本貢から金子に、ナンバーエイトがマウ=ジョシュアからトムソンに替わっている。

バックスは9.福居 武、10.カラム・ブルース、11.原田 季郎、12.三友 良平、13.ティム・ベネット、14.橋野 皓介、15.和田 拓。スタンドオフに福居が戻り、右センターにベネット。ちょっと驚いたのは、右ウイングに橋野を回し、和田をフルバックにしたこと。レッドスパークス戦の終盤でフルバックを務めた和田だが、先発としてはトップイースト時代の新人の時以来のはずだ。

控えは16.坂下 拓也、17.宍戸 要介、18.山路 泰生、19.湯澤 奨平、20.竹山 浩史、21.アイザイア・トエアバ、22.ハビリ ロッキー、23.オマール・スライマンケル。やはり、トエアバをどこで投入するかが見どころの一つだろう。

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試合開始。やはり雨とあって、両チームキックを多用する展開。まず前半7分に、イーグルス菅原がモールからトライで7対0!菅原は今期3トライ目で、トライ数はチームで3位。しかし、10分にトライを返され7対5。しかし15分、中央でジュビロのパスを奪ったベネットが独走!最後は相手を完全に引き離し、余裕を持ってゴール下に思いきりダイビング。ゴール裏の観客席に向かって、大きく両手を挙げた。14対5。

それにしても、ジュビロのオープン展開は美しい。確実に次の選手へ、時には1人飛ばして回してくる。しかし、イーグルスもそれに対して的確なタックルを見せ、ジュビロ選手の突進力で進まれることはあるが、決して抜かせることはなく、トライを防ぐ。五郎丸歩にペナルティゴールを2本決められたものの、14対11で前半を終えた。

ハーフタイムには雨が止んでいた。予報通り、もう降らないと思って、前の方に席を移る。しかし、後半が始まると再び降り始めてしまった。ボールボーイの都立武蔵高校の生徒たちが、芝生の整備をしているのが上の写真。

さて後半。12分に攻め込んだところ、ブルースのキックに、ゴールラインぎりぎりで飛びついたベネットが、上半身をひねってトライ!21対11と差を広げる。そして、2トライのベネットが下がってトエアバ登場。トムソンに替わって竹山、橋野に替わってスライマンケルも入る。橋野の途中交代は意外。前試合もメンバーに入っていなかったし、ちょっと調子が悪いのだろうか。

何とか粘りたいイーグルスだが、19分にブルースが「故意の反則」でシンビンの10分間退場。イーグルスにとっては、今期初の退場。先期も1回だけで、トップリーグでも退場の少ないチームなのだが、ここでそれが出てしまったのは痛恨だ。

早速20分、ジュビロにトライを奪われ、再び3点差の21対18に迫られる。しかし、その後はブルースの復帰まで、無失点で耐えしのぐ。残りは約10分。勝ちはもちろん、スピアーズに勝ち点で逆転されないためには、4トライ、即ちもう1トライが必須のイーグルス。2度ほどゴールに迫るが、反則が出てトライにつなげられない。刻々と無くなる時間。このままリードを保って勝ちたい。でもトライも欲しい。緊張が高まってくる。

ノーサイド直前。ジュビロボールのスクラムからの展開で、ノックオンがあったかに見えたが、イーグルスがうまくボールを奪い取り、原田が得意の敏捷な動きを見せてトライ!イーグルスの控え選手も大喜び。ホーン。勝ち、しかも勝ち点5が確定したイーグルス。狂喜乱舞の観客席。そして、三友が冷静にゴールを決め、28対18での勝利となった。ここまで無敗のジュビロに対し、勝ち点さえ与えない勝利である。

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正直なところ、厳しいと見る向きも多かった勝ち点5での勝利をおさめ、4勝3敗、勝ち点20、得失点差26で第1ステージを終えたイーグルス。第2ステージで上位になるか下位になるかは、他チーム次第となったが、1時間遅れて福岡での試合を開始したスピアーズは、後半5分に11点差をつけるが、その後のレッドスパークスの追い上げもあって、結局30対26の勝利。勝ち点ではイーグルスに並んだが、勝ち点で30及ばず、イーグルスの4位以上が確定となった。

3位になるか4位になるかは、27日(日)のブレイブルーパスの結果次第。いずれにせよ、11月30日(土)から始まる第2ステージでは、上位グループで戦えることになった。もちろん、強敵揃いで厳しい戦いが続くわけだが、ぜひ力のこもった戦いを見せてほしいものだ。

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