イーグルス今季最終戦…京
2013年 1月 6日(日)

ラグビートップリーグの今期は「2012-2013」となっているが、リーグ戦で2013年に組まれているのは第13節のみで、あとはプレーオフトーナメント・ワイルドカードトーナメント・入替戦となる。リーグ戦で1~4位はプレーオフトーナメント、5~10位はワイルドカードトーナメント、13・14位は入替戦があるが、11・12位の2チームは2013年は1試合で公式戦終了。今期トップリーグに昇格したキヤノンイーグルスと九州電力キューデンヴォルテクスは、ともに11・12位になることが第12節までに決まっており、今日の試合が今期最後の公式戦ということになる。
イーグルスの対戦相手は、既にプレーオフトーナメント進出を決めているパナソニックワイルドナイツ。今期の集大成となる試合をして、来期につなげたいところだ。
イーグルスのメンバーは、フォワードでは清水直志(7)と竹山浩史(8)が先発として入った。控えは宍戸要介が戻り、中国出身の賀忠亮が初のメンバー入り。バックスは三友良平(12)が戻ったのがたのもしい。
前半は、双方1トライずつを挙げ、イーグルスのコンバージョン、ワイルドナイツのペナルティゴールの差で、7対8で折り返し。数字的なものもそうだが、総じてイーグルスの選手の動きがよかったようだ。攻め込んでいながら反則でチャンスを逸することも何度かあったが、逆に攻め込まれていながら盛り返すことも何度か。個々の選手の動きにも切れが感じられた。
しかし、後半は6トライを浴びせられ、7対36。合計14対44での敗戦。序盤、前半にはあまり吹いていなかった風がイーグルス側に向かって吹き、それを活かされたのかもしれない。
それにしても、ワイルドナイツの強さが感じられたのは、タックルを受けてもなかなか倒れないところ。かつ、倒れそうになると味方にパスをしてつなげるという場面が何度も見られた。そして、前半・後半各1トライで、トップリーグの年間トライ数の新記録を作った山田章仁の動きと速さ。まさに縦横無尽で、ボールを持つと稲妻のような角度で走り抜けられてしまった。

試合が行われたのは西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場。西京極と言えば、中学・高校時代を阪急沿線で過ごした私としては、阪急ブレーブスが年に数試合公式戦を行ったり、阪神タイガースが「死のロード」の途中に立ち寄っていた西京極球場が思い出される。近年はほとんどプロ野球の公式戦が行われなくなったので訪ねたことがなく、野球場と陸上競技場兼球技場の違いはあるものの、トップリーグの日程発表以来楽しみにしていたところである。

最寄りはもちろん阪急京都線西京極駅。総合運動公園と駅舎は逆側になるが、臨時改札口も設けられている。残念ながら、トップリーグの試合の観客数では使用されないようだ。

天神川に架かる、その名も「グランド橋」を渡る。

西京極球場は、「わかさスタジアム京都」という名前になっている。最初聞いた時には、「わかさは京都じゃなく福井だろう」と思ったものだが、最近は女子プロ野球が盛んに行われているようなので、いずれは観てみたいものだ。

皇后盃 全国女子駅伝が行われるのも西京極。写真は、2002年の第20回大会記念で、左から有森裕子・高橋尚子・野口みずきの足型。

競技場前の池には氷。ただ、昼前からは気温が上がり、観戦中はそれほど寒さを感じることがなかった。12月の観戦は雪や氷雨に見舞われたが、今日はラグビーとしては観戦日和だったと言ってよさそう。

「陸上競技場兼球技場」なので、トラックがあるのは仕方がないのだが、観客席からピッチまでは遠い。。グラウンドの向こうがメインスタンドだが、ファンクラブの券では入れない「中央席」の赤い部分が、かなりを占めている。
また、飲食物はたいしたものが売られておらず、特にバックスタンド側には紙コップの飲料自動販売機が1基あるのみ。その代わり(?)、便所の数は充実していました。

入口で配られていた「京都ゆかりの選手一覧」。守屋篤は、御家族が私の近くで観戦していた模様。

コンバージョンキックが決まると、こんな表示。これは三友良平が決めた時のもので、三友はこの日2ゴールの4得点で、通算99得点。惜しくも100得点には及ばなかったものの、リーグ全体でも10位の堂々たる成績。

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