イーグルス、今期公式戦終了

2012年 3月 4日（日）

第49回日本ラグビーフットボール選手権大会（日本選手権）2回戦は、埼玉県営熊谷ラグビー場で行われた。

第1試合 キヤノンイーグルス（トップチャレンジ1 1位）対ＮＥＣグリーンロケッツ（トップリーグ4位）
第2試合 東芝ブレイブルーパス（トップリーグ2位）対帝京大学（全国大学選手権1位）

イーグルスとしては、昨期の入れ替え戦でNTTコミュニケーションズシャイニングアークスと対戦して以来、2度目のトップリーグチームとの公式戦となる。来期昇格するトップリーグの上位チーム相手にどれだけやれるのか、楽しみにしながら熊谷に向かった。

今期は初めてだが、これまで熊谷ラグビー場では3度観戦をしている。これまでは定期バスを利用していたが、今回は日本選手権とあって臨時バスが増発。スイカ・パスモ等のＩＣカード対応がされていないバスで現金200円が必要ではあったが、途中のバス停には停車せず、15分でラグビー場まで到着。

停留所横の駐車場には、増発用のバスがずらっと並んでいる。ラグビー観戦用のバスなので、便利な場所に着くのかと思ったら、バックスタンド裏のちょっと離れた場所にあり、入り口までにはけっこう歩かなければならなかったが…。

正面入り口前には、各チームのテントと、行田のゼリーフライやら太田焼きそばやらの移動飲食店が並んでいる。テントは写真で右側がイーグルス、左奥がブレイブルーパス。帝京大学も合わせ、今回は4チーム中3チームが赤。

試合前、ゴールの練習をするカラム=ブルース選手。事前の発表ではメンバーに入っていなかったが、実際にはアリシ=トゥプアイレイ選手に替わって21番で出場。相変わらずきれいな曲線を描くボールに、観客席からも拍手が起こっていた。

メインスタンド中央は「中央席」として別料金が必要なので、グラウンドに近いバックスタンドの前の方で観戦。試合前の選手の気合いの高まる様子が見える。

試合は残念ながら19対62で敗戦。前半、田井中啓彰選手のトライで先制！いったん逆転されるも、橋野皓介選手のトライで追いつくなど、前後半通じて、かなりの部分でイーグルスが攻め込んではいた。ただ、グリーンロケッツは、やはり速く、そして力強い。ちょっとした機会を見つけて、いとも簡単にトライを決めてくる。

その中心がこのトップリーグトライ王ナマニ=ナドロ選手。1回戦では目立った活躍がなかったが、その反動か7トライ。ボールを持った後の動きが速いし、タックルされてもほとんど動じない。そして、ナドロ選手へのボールの渡し方が実に巧み。ぱっとボールが渡って、あーっと思っている間にトライ…そんな感じでした。

試合後の円陣。ここで何が語られたのか。その結果がどう出るのか。あと半年後に確かめたい。