イーグルス、日本選手権1回戦突破!
2012年 2月25日(土)

キヤノンイーグルスは、トップチャレンジ1で1位となったので第49回日本ラグビーフットボール選手権大会(日本選手権)に出場することになった。
ラグビーの日本選手権と言うと、私など社会人1位と大学1位が1月15日の成人の日に対戦するという印象が強いが、今は10チームのトーナメントで争うようになっている。出場するのはトップリーグ6・その下部リーグ1・大学2・クラブチーム1。今回は
1 サントリーサンゴリアス(トップリーグ1位)
2 東芝ブレイブルーパス(トップリーグ2位)
3 パナソニックワイルドナイツ(トップリーグ3位)
4 NECグリーンロケッツ(トップリーグ4位)
5 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(トップリーグ6位・ワイルドカード)
6 ヤマハ発動機ジュビロ(トップリーグ8位・ワイルドカード)
7 キヤノンイーグルス(トップチャレンジ1 1位)
8 帝京大学(全国大学選手権1位)
9 天理大学(全国大学選手権2位)
10 六甲ファイティングブル(全国クラブ選手権1位)
となっている。
出場チームの決め方とか、このようになるまでの経緯とか、組み合わせの決め方とか、試合会場の決め方とか、いろいろ興味深いというか、ややこしいことがあって、自分の頭を整理するために書いてみたいのだが、きりがなくなりそうなのでやめておく。
とにかく、1回戦4試合のうち2試合が行われる近鉄花園ラグビー場へ行って来た。早朝の新幹線で東京を出る時は雨で、静岡付近はかなりの降り。午前中で止みそうな予報だった大阪だが、小降りながらまだ降り続いていた。
入口前の各チームのテントは、なぜか結構ばらけている。正面に向かって左側が赤いコベルコスティーラーズと、白い天理大学のテント。右側に赤いイーグルスと、緑のグリーンロケッツのテントが立てられている。写真で見ると何だがさびしげだが、実際には熱気が感じられた。

小雨なので、屋根のあるメインスタンドに席を取る。中央席は2500円の別料金だったので、その外側でできるだけ中央に近いあたりを選択。試合開始は12時だが、11時10分頃にはよさそうな席は結構埋まりつつあった。

第1試合はキヤノンイーグルスと天理大学の対戦。小雨は降り続いているが、風はほとんどない。

試合は、イーグルス優勢の場面が続くが、ノックオン等のミスが出て得点に結び付けられない状態が続く。

イーグルスが自陣で反則を犯すと、天理大学はペナルティゴールを選択。蹴るのはスタンドオフ立川理道選手。読みは「たてかわはるみち」。「たちかわ」ではなく「たてかわ」と読む人は、落語家以外では珍しい。
立川選手のPGは、前半4度試みて2度成功。その間、イーグルスは得点なしで、6対0で前半30分まで来た。主将であり、私でさえ名前を知っているほど注目されている立川選手だが、さすがゴール以外にもすばらしい動きを見せていた。

しかし、イーグルスは前半31分にトライで1点差に追い上げると、三友良平選手のPGで逆転。前半40分のホーンが鳴って、ボールがラインを割ったのですぐに便所に行きかけたら、その前に反則があったようでスクラム。ありゃ?と思って通路で見ていたら(ほんとは禁止なんですけど、ちょっとだけ)、そこから一気にトライが決まり、7点追加の15対6で前半が終わった。

やや風が出て、雨も本格的になってきた後半は、前半終盤から続いてイーグルスのペースとなり、4トライを追加して37対13の勝利となった。最後は、カラム=ブルース選手が今期初出場。残念ながらコンバージョンは失敗したが、日本選手権に出場できるようになってよかった。

立川選手と、今日出場していた井上大介選手(9)、田村玲一選手(4)は、クボタスピアーズへ入団することが発表されている。スピアーズは3月3日の入れ替え戦(対NTTドコモレッドハリケーンズ)にトップリーグ昇格を賭ける。ちなみに井上選手は、試合中何度か一触即発の状態になっていました。

第2試合はトップリーグ同士のNECグリーンロケッツ対神戸製鋼コベルコスティーラーズ。ここで勝った方が、3月 4日(日)の2回戦でイーグルスと対戦する。トップリーグでは第1節(10月29日)に対戦し、スティーラーズが38対17で勝っている。

トップリーグともなると、ジャージも凝っています。それにしても、盛岡の時も感じたが、トップリーグは力強さ・速さが明らかに違う。そして、選手の出している声も大きい。このどちらが2回戦に進むとしても、イーグルスとは興味深い対戦になりそうだ。

前半は序盤にスティーラーズがPGで先制という、第1試合と似た展開。隣で見ていた爺さんが「こりゃ神戸負けるぞ」と言っていたが、グリーンロケッツが2トライで逆転した。終始攻勢なのはスティーラーズなのだが、得点につなげられない。

トップリーグのトライ王ナマニ=ナドロ選手。足を引きずり気味にしており、この日はトライは見られず。

後半もスティーラーズが攻め続ける。しかも、グリーンロケッツは7分と13分にシンビンで10分間退場。即ち、13分から17分までは13人で戦わなければならない状態。さらに、1人が戻った直後に別の選手が10分間退場となり、結果的に後半40分のうち10分間は13人、10分間は14人で戦うことになった。
その間、上の写真のようにスティーラーズはトライ目前まで来ているのだが、決められず。グリーンロケッツが反則を繰り返したために認定トライとはなったが、それだけにとどまった。
2人退場中。

グリーンロケッツも後半は得点できなかったものの、守り切ってリーグ戦での雪辱を果たし、2回戦でイーグルスと戦うことになった。
2回戦は熊谷ラグビー場で3月 4日(日)12時キックオフ。今期初熊谷となります。

コーロくんだそうです。
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