キヤノンイーグルスが2連覇！

ラグビートップイーストリーグディビジョン1の最終戦は、キヤノンイーグルスがクボタスピアーズを31対15で下し、勝ち点41（8勝0敗1分）で2期連続の優勝を果たし、トップチャレンジ1に駒を進めた。

最終順位は下記の通り。

位	チーム	勝	敗	分	勝点	得	失	差	T	G
1	キヤノンイーグルス	8	0	1	41	510	108	402	72	63
2	クボタスピアーズ	8	1	0	38	368	94	274	55	36
3	三菱重工相模原ダイナボアーズ	7	1	1	35	289	97	192	40	31
4	釜石シーウェイブスR.F.C.	6	3	0	31	209	173	36	33	18
5	東京ガスラグビー部	5	4	0	23	208	217	-9	28	19
6	栗田工業ラグビー部	4	5	0	20	151	230	-79	20	12
7	秋田ノーザンブレッツR.F.C.	3	6	0	14	119	381	-262	14	8
8	日野自動車レッドドルフィンズ	1	7	1	9	117	353	-236	16	8
9	横河武蔵野アトラスターズ	1	8	0	5	82	122	-40	10	7
10	日本IBMビッグブルー	0	8	1	2	76	375	-299	8	6

前半は均衡した攻防が続いたものの、イーグルスにハイパントをファンブルしたり、パスが通らなかったりというミスがあって、そこをスピアーズに突かれた。前半15分頃にスピアーズがトライで0対7。ここはすかさずトライを返して同点に追いつき、シーウェイブス戦のように「先制されるも逆転して突き放す」展開を期待したが、さすがスピアーズはそれを許さず。前半終わり間近にトライ（ゴール失敗）さらにペナルティゴールで7対15と、1トライ1ゴールでは追いつけない点差になったところで、前半が終了した。

ハーフタイムには、スピアーズ側に小さなチアガールとマスコットが登場。チアガールは、プロ野球チームのより良かったんじゃないでしょうか。インゴールでの演技だったので、よく見えなかったのが残念。マスコットは「スッピー」だそうです。これも近くに来なかったので、ちゃんとした写真はありません。

なんてことがあったので、スピアーズの方がいい雰囲気が感じられる中で始まった後半。試合は一気にイーグルスのペースになった。前半のようなミスもなく、パスも的確、敵ボールも鋭いタックルで防いでいく。開始5分ほどのトライで、14対15の1点差。そして、15分頃にゴール正面からのPGが決まり、17対15と逆転した。25分頃にトライを追加して24対15。そして、圧巻はゴール直前まで攻め続けている状態で、ロスタイムに入ってから。スピアーズにマークされる中で、厳しい体勢からのキックパスが決まってトライ。そしてノーサイドで31対15の勝利となった。

勝敗の差を分けたのは、予測でも書いたようにキック力だったのではないか。無風の好条件だったとはいえ、4ゴール1PGをすべて成功させたイーグルスに対し、スピアーズはゴール2回中1回、PG3回中2回を失敗。これがすべて成功していても8点ではあるが、点差が近ければ試合全体の流れが変わっていたかもしれないので、この差は大きかった。

それにしても、イーグルスは前半のちょっともやもやした感じだったのを、選手交替なく後半一掃してきた。明日か明後日にサイトに掲載されるであろう永友洋司ヘッドコーチか選手のコメントで明らかになるだろうか。

【トップチャレンジ】

これでトップチャレンジに進出するチームがすべて確定した。試合日程は次の通り。

■トップチャレンジ2

節	月日	時刻			会場
1	12月25日（日）		ＪＲ九州サンダーズ	中部電力	福岡または広島
2	1月 3日（火）		クボタスピアーズ	ＪＲ九州サンダーズ	秩父宮ラグビー場
3	1月14日（土）		中部電力	クボタスピアーズ	近鉄花園ラグビー場

■トップチャレンジ1

節	月日	時刻			会場
1	1月29日（日）		豊田自動織機シャトルズ	キヤノンイーグルス	近鉄花園ラグビー場
			九州電力キューデンヴォルテクス	（トップチャレンジ2の1位）
2	2月 4日（土）		キヤノンイーグルス	（トップチャレンジ2の1位）	レベルファイブスタジアム
			九州電力キューデンヴォルテクス	豊田自動織機シャトルズ
3	2月11日（土）		キヤノンイーグルス	九州電力キューデンヴォルテクス	秩父宮ラグビー場
			豊田自動織機シャトルズ	（トップチャレンジ2の1位）