三ツ沢球技場に行ってきました

今期のキヤノンイーグルスは、トップイーストリーグディビジョン1の9試合のうち4試合がキヤノンスポーツパーク、3試合が秩父宮ラグビー場（うち1試合は不戦）で、全部で4競技場でしか開催されない。先期11試合を10競技場で行ったのとは様変わりで、競技場めぐりの面では、興味が薄め。1・2位になった場合のトップチャレンジも、観戦済みの秩父宮ラグビー場・花園ラグビー場・レベルファイブスタジアム…。

ということで、ニッパツ三ツ沢球技場で行われたキヤノンイーグルス対東京ガスラグビー部戦に行ってきました。蛇足ですが「ニッパツ」は日本発条株式会社の愛称で、「発条」とばねのことです。

横浜市で子供時代を過ごした人にはなじみがあると思われる三ツ沢だが、そうでない私は初めての場所。神奈川区には10年以上住んでいたが、さほど広くはない神奈川区とはいうものの、横浜線沿線だったので全く縁がなかった。

球技場は横浜市地下鉄三ツ沢上町（「みつさわかみまち」じゃなくて「みつざわかみちょう」なんですね）から徒歩15分ということだが、どうも道がややこしそうなので、往路はバスで。横浜市営バスのサイトで横浜駅から利用できる系統を確認すると、多すぎて逆に迷ってしまうが、横浜駅西口の地下街ザ・ダイヤモンドからバス乗り場への案内にはちゃんと書かれているので、それに従えばよいようだ。乗り場に上がると、三ツ沢グランドを経由する相鉄バスの横浜車庫行きが停まっていたので、すぐに乗車。浅間下・北軽井沢と避暑地のような停留所を経て、わずか8分で三ツ沢グランド入口停留所に到着。まさに公園の入り口で、道路をまっすぐ歩くと、左手にすぐニッパツ三ツ沢球技場が現れる。

アリシ=トゥプアイレイ選手やカラム=ブルース選手が受け付け。ファンクラブ会員章を見せて入場券を受け取り、「今日は10番と11番です」と案内される。さすが日本語も流暢なもんです。

入場すると、子供たちがたくさんいる。途中からだったのでよくわからないのだが、神奈川県内の小学1年生の大会なのかな？グランドを4つ？に仕切って、8分ハーフ？で、スクラムは1人ずつで？…すみません、説明の放送はされていたのですが、ちゃんと聞いていませんでした。見ているとかわいらしいが、トライやタックルはちゃんとしており、それなりに見ごたえもあった。

横浜に来たということで、横濱ドーナツ（300円）を購入。保温器に入っていたようだが、冷たくなっていました。

14時キックオフ。開始5分ほどで、アルベルト=ヴァンデンベルグ選手がトライ。ペナルティゴールで5対3となるが、その後もトライを重ね、前半30分ほどで4トライ目を奪った。今日の試合は勝つのはもちろんだが、首位クボタスピアーズに離されないためには、4トライでボーナス勝ち点1を得ておくことが重要で、その条件を早々に満たすことができたのはよかった。東京ガスはパス等にミスが目立ち、そこをイーグルスが逃さず、前半は31対10で折り返した。前節は不戦で稼げなかった得失点差を貯め込むためにも、後半も点差を広げていきたいところだ。

後半早々に1トライ。さらに10分頃、新井光選手が相手のパスをインターセプトし、そのままトライして45対10。インターセプトによるトライは前半にもあり、観客席も盛り上がる。

だが、そこからは、逆に東京ガスにミスを突かれる展開となる。ちょうどイーグルスにとっては真正面に太陽が来ており、薄雲に覆われてはいるが、まぶしかったのかもしれない。それでも何とかしのいで攻めようとするが、東京ガスに2トライを奪われてしまい、後半だけなら14対12、最後の30分では0対12という結果になった。

特に、試合終了まで10分を切ったところで、シタレキ=ティマニ選手がシンビンで10分間退場となったのはよろしくない。前の試合でもトマシ=ソンゲタ選手が同じ頃に退場となっており、2試合続けて終盤を14人で戦うことになった。

結果は45対22。イーグルスは7トライを得て勝ち点5。既に第6節の試合を終えているスピアーズとの勝ち点差3を維持し、最終点での逆転優勝は射程圏内のまま。次節はイーグルスが12日の釜石シーウェイブス戦、スピアーズが19日の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦となるので、勝てば暫定首位ですよ。