トップチャレンジ進出チームが確定

ラグビートップイーストリーグディビジョン1は、11月26日に秩父宮ラグビー場で2試合を行い、共に勝ったキヤノンイーグルスとクボタスピアーズが1試合を残して2位以上になることが確定し、トップリーグ昇格を賭けたトップチャレンジに進出することになった。12月11日に秩父宮で行われる直接対決で、勝った方がディジョン1優勝となりトップチャレンジ1に、負けた方がトップチャレンジ2に回る(引き分けの場合はスピアーズ優勝)。
まずは順位表から。
| 位 | チーム | 勝 | 敗 | 分 | 勝点 | 得 | 失 | 差 | T | G |
| 1 | クボタスピアーズ | 8 | 0 | 0 | 38 | 353 | 63 | 290 | 53 | 35 |
| 2 | キヤノンイーグルス | 7 | 0 | 1 | 36 | 479 | 93 | 386 | 68 | 59 |
| 3 | 三菱重工相模原ダイナボアーズ | 6 | 1 | 1 | 30 | 239 | 87 | 152 | 33 | 25 |
| 4 | 釜石シーウェイブスR.F.C. | 5 | 3 | 0 | 26 | 174 | 166 | 8 | 29 | 15 |
| 5 | 東京ガスラグビー部 | 5 | 3 | 0 | 23 | 198 | 167 | 31 | 27 | 18 |
| 6 | 栗田工業ラグビー部 | 4 | 4 | 0 | 20 | 144 | 195 | -51 | 19 | 11 |
| 7 | 日野自動車レッドドルフィンズ | 1 | 6 | 1 | 9 | 101 | 326 | -225 | 15 | 7 |
| 8 | 秋田ノーザンブレッツR.F.C. | 2 | 6 | 0 | 9 | 92 | 365 | -273 | 10 | 6 |
| 9 | 日本IBMビッグブルー | 0 | 7 | 1 | 2 | 68 | 345 | -277 | 7 | 6 |
| 10 | 横河武蔵野アトラスターズ | 0 | 8 | 0 | 1 | 52 | 112 | -60 | 7 | 4 |
11月12日の後、スピアーズは19日のダイナボアーズ戦、26日の東京ガス戦に連勝したが、ダイナボアーズ戦は2トライでボーナス勝ち点を得られず。イーグルスは26日の栗田工業戦でも12トライの猛攻で勝ち点5を挙げ、スピアーズとの勝ち点差を2とした。
勝ち点差2と3の差は実は大きい。勝ち点差が3だと、スピアーズ戦でイーグルスが勝っても、21(3トライ0ゴール)対20(4トライ4ゴール)だったりすると、勝ち点は4対2(4トライ+得点差7以下)となり、スピアーズの優勝となってしまう。つまり、冒頭書いた「勝った方がディジョン1優勝」と言えるのは、勝ち点差が2しかないからこそなのである。アトラスターズ戦の不戦勝こそ勝ち点4であったが、その他の勝ち試合すべてで勝ち点5を挙げてきた成果だ。
ちなみに、勝ち点で並んだ場合はジャパンラグビートップリーグ規約第39条第4項のの「(1)リーグ戦全試合の得失点差の多いチームから上位とする。」が適用され、この場合もイーグルスの優勝となる。
ダイナボアーズは19日のスピアーズ戦に敗れて、今季初黒星。最終戦となる12月 4日の東京ガス戦に勝てば勝敗でイーグルスと並ぶ可能性があるが、シーウェイブス戦でボーナス勝ち点が得られなかったのが効いて、3または4位が確定。
シーウェイブスは27日のノーザンブレッツ戦に勝って3~5位が確定。最終戦は12月 3日の栗田工業戦。昨年2位の東京ガスは、4または5位となった。栗田工業は5または6位。
7・8位はレッドドルフィンズとノーザンブレッツが勝ち点で並んでいる。最終戦は12月 4日の直接対決だが、トップリーグとの昇格・降格チーム数によってはディビジョン2に陥落する可能性がある位置だけに、勝って7位を確保しておきたいところ。
9・10位のビッグブルーとアトラスターズも12月 3日の最終戦が直接対決。引き分けで、アトラスターズのみが4トライ以上の場合は勝ち点で並び、4試合棄権して得失点差のマイナスが小さいアトラスターズが9位となる。いずれにせよ、3期前はトップリーグにいたビッグブルーが、ディジョン2との入れ替え戦(順位決定戦)に回ることになった。
他地域でも、トップチャレンジ進出チームが見えつつある。
【トップウエストA】
1位 豊田自動織機シャトルズ 勝ち点24(5勝0敗)
2位 中部電力 勝ち点13(3勝2敗)
3位 大阪府警察 勝ち点11(2勝3敗)
4位 JR西日本レイラーズ 勝ち点0(0勝5敗)
リーグ戦2巡目の2試合目まで行われており、残りは各1試合。トップリーグから降格してきたシャトルズが順当にトップチャレンジ1進出を決めている。最終戦は12月10日のレイラーズ対中部電力、大阪府警察対シャトルズとなるので、トップチャレンジ2は中部電力の可能性が高そうだ。
【トップキュウシュウA】
リーグ戦1~3位による決勝リーグが始まっている。
1位 九州電力キューデンヴォルテクス 勝ち点5(1勝0敗)
2位 JR九州サンダーズ 勝ち点5(1勝1敗)
3位 マツダブルーズーマーズ 勝ち点1(0勝1敗)
昨年もトップチャレンジ2に出たブルーズーマーズはリーグ戦2位だったが、26日のサンダーズ戦に24対26で敗れ、12月 3日にヴォルテクスを破らなければ3位となり、サンダーズがトップチャレンジ2に進出。ヴォルテクスは、リーグ戦・決勝リーグを通じてすべて勝ち点5の7連勝で、リーグ戦では57対14でブルーズーマーズを破っており、ブルーズーマーズはかなり厳しくなった。
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