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2011.02.13

トップの壁は厚かったけど

ラグビートップリーグ入替戦は、いずれもトップチャレンジ勢が先制したものの、逆転。トップリーグ勢の残留となった。

 

月日

時刻

  結果
(括弧内はトライ)
 
1 2月12日(土) 13:00 ヤマハ発動機ジュビロ ○12(2)-10(1)● 九州電力キューデンヴォルテクス
2   14:00 NTTコミュニケーションズ
シャイニングアークス
○31(4)-19(1)● キヤノンイーグルス

 

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秩父宮ラグビー場で観戦。順延も懸念されていた積雪はほとんどなかったものの、開場の13時あたりから小雨が降り始めたため、ほとんどの人が屋根のあるメインスタンドで観戦。グラウンドに向かって左側がシャイニングアークス、右側がイーグルスの応援でびっしりと埋まっていた。

イーグルスの応援は、トップチャンレンジ1第2・第3戦と同じく、キヤノンアスリートクラブ九州の赤いジャンバーを着用。トップリーグ昇格に向け、だんだん態勢が整ってきたようだ。対するシャイニングアークスは10人ほどの応援団のリードによって整然かつ的確な応援で、このあたりもトップリーグのチームらしさを感じさせる。

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キックオフ直前、円陣を組むイーグルス。前回も書いたがバックスタンド寄りにはまとまって芝の剥げた一角がある。雨と雪のせいで、普通の空き地のようだ。

このような状態だからか、トライ数が結果に関係ないからか、カラム=ブルース選手の復帰もあって、イーグルスは積極的にペナルティゴールを狙ってくる。開始直後に早くも先制。距離のある1本は外したが、さらに1本追加して6対0とリードを広げた。しかし、シャイニングアークスもPGを返し、前半の終わりが近づいた30分についにトライを決められて逆転される。PGで1点差に迫るが、前半終了間近に再びトライを奪われ、前半最後にブルース選手4本目のPG成功で5点差と迫ったところで前半終了となった。

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後半は開始間もなくシャイニングアークスのトライでリードを広げられるが、20分にゴールエリア内にいた水田隆裕選手へのキックパスが決まり、初トライで再び5点差。後20分で何とかできる、と期待が高まるが、シャイニングアークスはすぐにトライを返して再び差を12点に広げ、そのまましぶとい守備でノーサイドに持ち込まれた。

前半・後半ともに、イーグルスはほとんど敵陣にいたように思う。ゴールライン間際までも何度も迫ったが、そこからがなかなか前進できない。対するシャイニングアークスは、ボールを持つと1人1人が少しずつ前に進んでくる。そして、ふとした隙をついてイーグルスの守備を抜いてトライを得ていた(シャイニングアークスのツイッターを見ると、その感じがよくわかる)。

シャイニングアークス2本目のトライの直前にノックオンがあったように見えたが…ゴールラインの旗のそばでボールを受けたアルベルト=ヴァンデンベルグ選手があと1歩進めていれば…中央付近から独走した選手が快速のバックスで、マーク=ジェラード選手に追いつかれていなければ…と、惜しかった場面はいくつかあるのだが、それはお互いさま。トップチャレンジ1最終戦のホンダヒート戦と同じく、見ごたえのあるいい試合を観戦できたことに満足している。

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来期は、トップイーストディビジョン1の10チームの中で戦うことになる。トップリーグから降格してくるクボタスピアーズは、今期はたまたま怪我人が重なっただけで、本来ならトップイーストにいるようなチームではないと聞く。今期簡単には勝たせてもらえなかった東京ガスラグビー部三菱重工相模原ダイナボアーズは健在だし、他のチームもイーグルスに対して今期以上に研究し、戦い方を変えてくることは間違いない。その中で再びトップイーストを制し、トップチャレンジを勝ち抜いて堂々とトップリーグに進むこと。半年ちょっと後には始まる来シーズンに向けて、新たなメンバーが入り、1人1人が成長してどんなチームになるのかが、今から楽しみだ。

イーグルス応援で全国のラグビー場を訪ねる楽しみはちょっと先送りになったが、今期唯一観戦しなかった秋田や、今期は試合がなかった釜石は機会があるかもしれない。このブログも、最初は「見に行きました」だけだったのに、だんだん調子に乗って偉そうなことを書くようになってしまった。関係者の中にも見ていただいている方がいるそうだが、気に障った部分がありましたらお見逃しいただけると幸いです。とは言っても、もうちょっとは勉強したいとは思っています。

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入場もトップリーグ方式(?)。JRFUメンバーズクラブの会員は、優先入場ができる。

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グラウンドの端や、最前列あたりの席には雪が残っていた。

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健闘をたたえ合う両チーム選手。どちらのジャージも泥だらけ。

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