トップリーグに自動昇格するには
さすがはトップチャレンジとあって、試合後の情報量がトップイーストとは格段に違う。
スポーツ新聞では、サンケイスポーツが結果だけではない情報を載せているようなので購入したが、第8面の3分の2ほどを占める記事になっていた。
■ドコモ悲願のTL昇格王手!/Tチャレンジ
■キヤノン・永友HC脱帽
順不動だが、こちらは試合前の記事。
また、スポーツニッポンも、大阪版ではNTTドコモレッドハリケーンズを大きく扱っていたようだ(東京本社版では結果のみ)。
さらには、ユーチューブに試合のダイジェスト版も挙げているかたもおられる(→こちら)。
もちろん、観戦して戦評や感想をブログ等に書いておられる方も多い。なかなかすべてに目を通すことはできないが、気になったのは「レッドハリケーンズ(またはホンダヒート)が第2節に勝てば、トップリーグ自動昇格決定」と書いておられる方が何人かいらっしゃったこと。前回の記事で、「第2節でトップリーグ自動昇格チームが決まるのは、第1試合の勝者が勝ち点5(4トライ以上)、第2試合の勝者が勝ち点4(3トライ以下)だった場合のみとなった。」と書いておいたが、もう少し詳しく補足しておこう。第2節の対戦は、第1節の勝者同士のレッドハリケーンズ対ヒートと、敗者同士のキヤノンイーグルス対九州電力キューデンヴォルテクスとなっている。
例えば、レッドハリケーンズが勝ち点5で勝ったとすると、合計勝ち点は10。しかし、ヒートが第3節のイーグルス戦で勝ち点5で勝てば合計は10以上(第2戦のボーナスが加算される)。さらにヴォルテクスが第2・3節を勝ち点5で連勝すれば合計勝ち点10となる。即ち、合計勝ち点10以上のチームが3つになるので、レッドハリケーンズを含むいずれかは自動昇格できない(順位決定基準は以前の記事参照)。
ただし、第2節第2戦の勝者がイーグルスであれば、第3節のヒート対イーグルスの敗者は勝ち点10以上になることはできないので、その瞬間にレッドハリケーンズの自動昇格が決まる。また、第2節第2戦でヴォルテクスが勝っても、勝ち点4なら最大合計勝ち点は9なので、この場合もレッドハリケーンズは自動昇格となる。
同様に、ヒートが勝ち点5で勝った場合も、レッドハリケーンズが第3節のヴォルテクス戦勝ち点5、イーグルスが第2・3節勝ち点5なら合計勝ち点10以上が3チームとなる。第2節第2戦の勝者がヴォルテクス、あるいはイーグルスが勝ち点4の勝利なら、ヒートの自動昇格となる。
では、第1節に敗れた両チームはどうか。第2節では、1位で日本選手権出場を狙うなら第1節の相手が敗れることを、自動昇格だけを狙うなら第1節の対戦相手が勝つことが望ましい。
イーグルスの場合のみを書くので、ヴォルテクスについては適宜読み変えていただきたいが、まずは第2・3節を勝ち点5で連勝することを前提にする。
1位狙いなら、ヒートが勝ち点4・レッドハリケーンズが勝ち点0になるのが最善(本当の最善は引き分けだが、可能性が低いので)。第3節でヒートを勝ち点0に抑えれば合計9。レッドハリケーンズが第3節で勝っても最大勝ち点10なので、イーグルスと並ぶことになる。さらに、1位になるなら第1節の得失点差のマイナス31を、第2節でできるだけ清算しておきたい。
2位狙いなら、レッドハリケーンズに勝ってもらって1位を譲る方がいい。ヒートが勝ち点0なら条件は同じになるので、第3節で「勝った方が自動昇格」とすることができる。さらに第3節でレッドハリケーンズが敗れれば、1位の可能性も残っている。
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