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2011.01.30

花園に行ってきました

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ということで、近鉄花園ラグビー場。ラグビーの聖地であります。最寄駅は山陰本線で京都から4つ目の花園ではなく、近鉄奈良線の河内花園でもなく、近鉄奈良線の東花園です。近鉄奈良線は阪神と相互直通運転を行っていますので、「高校野球の聖地」甲子園から乗り換えなしで来ることできます。

日帰りなので、どんな交通手段を使うか。安いのは高速バスだろう。かつてなら東京発大垣行きの普通列車からの乗り継ぎという手があったが、結局JR東海ツアーズで「日帰り1day大阪」なる旅行商品を見つけ、それを選択した。使える列車は限られるものの、東京-新大阪新幹線往復で26480円のところ、2500円相当の食事または御土産のクーポンがついて、20900円なのである。列車はいくつかの候補の中から、希望のものを選択。ウェブからの申し込み後、電話で座席確保の確認があって、500円の送料を加えた額を振り込むと、しばらくしてから切符類が佐川急便で送られてきた。

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行きの列車は東京7時03分発のひかり461号岡山行き。700系使用で、写真でもちゃんと光っています。ちょうど3時間後の10時03分に新大阪に着き、新快速で大阪、大阪環状線で鶴橋と乗り継いで、近鉄の区間準急で東花園に到着した。

東花園付近は高架工事中で、奈良方面のホームのみが高架になっている。駅前には、冒頭の写真の「トライくん」。最近は様々に工夫を凝らした「ゆるキャラ」全盛時代ですが、なんか素朴でいいじゃないですか。持ってるボールも、昔の茶色いやつだし。最近はラグビーもサッカーもバレーボールも、すっかりボールが昔と変わってしまって…そういや野球は変わりませんね。縫い目の糸が、7色になったりしませんように。

この「トライくん」像の向こう側の道をちょっと右に進むと、左に延びるのが花園ラグビー場に向かう「スクラムロード花園」。正面の先の方に競技場が見え、歩いているうちにだんだん気分が高まってくるのがよい。ラグビー場でも野球場でも、すべからく最寄駅からの道はこうあってほしい。しかも、

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と、どんどんラグビー気分が盛り上がってくるのである。

そして到着!近鉄花園ラグビー場。

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現在の近鉄の前身のひとつであり、当時上本町-奈良間等の路線を有していた大阪電気軌道(通称は「大軌」)が、1929(昭和4)年に開業したもので、同時に臨時駅として設置されたラグビー運動場前駅が、東花園駅の前身である。ちなみに秩父宮ラグビー場は戦後1947(昭和22)年の開業なので、歴史ある花園ラグビー場こそ「聖地」と呼ばれるのにふさわしい。

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場内には「ラグビー資料室」があり、試合を見る人は無料で見学することができる。なかなか豊富な資料が展示されているが、あまり立ち寄る人はいなかった。

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展示されていた「戦時下のラグビー用語」。日本語難しくてよくわかりません。

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場内には食堂もある。レストランではなく、あくまでも「食堂」。カレーなるステップうどん・そば(500円)、スクラムうどん・そば(700円)、トライカレー(700円)、ライナーズ定食(730円)等が気になった。ライナーズ定食は日替わりだそうで、それぐらい通う人がいるのだろう。

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売店でも飲食物いろいろ。のぼりとポスターで宣伝されているのは…

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花園ドック(300円)とフランカーポテト(200円)。花園ドックは2種類、フランカーポテトは5種類の味が選択できる。ポテトの方は、近鉄ライナーズのフランカー各選手の名前が付いており、タウファ統悦選手の「トーエチーズ胡椒味」にしてみた。

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ラグビー関係の衣料品もいろいろ売られているが、シーズン終盤とあってバーゲン価格。手袋を買いに来たおばさんがいたが、売り切れだということでした。

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天然芝は秩父宮のように荒れていない。メインスタンドのみに屋根があり、バックスタンドの向こうの生駒山がよく見える。

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電光掲示板の下には不思議な場所がある。駅のホームのような、ゴルフ練習場のような…。いちおう観客席なのかな?

試合は、勝者がトップリーグ自動昇格を決めるというのにふさわしく、がっぷり四つの展開。前半16分にようやくイーグルスがトライで先制するが、20分にヒートがトライ(ゴール成功)で逆転、22分にイーグルスがトライ(ゴール成功)で再逆転。しかし、ヒートは2本のペナルティゴールでまた逆転し、トライを追加して18対12で前半を終える。

6点差なら1トライ・ゴールで逆転。後半に強いイーグルスなら勝てる可能性は十分ある。早くも後半2分にPGで3点差に迫るが、10分にヒートがトライ・ゴール、しかし14分にイーグルスがトライ・ゴールで再び3点差。そして18分に三友良平選手がセンターからの飛距離のあるペナルティゴールを決め、同点!あと、22分、緊張感が高まる展開になった。

だが、ヒートは強い。特に左側に展開すると、一気に攻め込んでくる。23分にトライで3度目のリードをすると、30分のトライ・ゴールで12点差。残り10分、イーグルスはトライ2本を決めることができるのか。38分に途中出場のロマノ=レメキ選手がトライ!残りの時計が気になる中、三友選手が冷静にゴールを決めて5点差!あと1本!

必死で攻め込むイーグルスだが、後半終了のブザーが鳴り、相手ボールのスクラムからボールを蹴り出されてしまい試合終了。後半だけなら20対19と相手を上回っていたが、1歩及ばず。トップチャレンジ1は3位で、自動昇格はできずに入れ替え戦に回ることになった。

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しかし、ちょっと不安を感じたトップチャレンジ1初戦とは違って、今日はどちらに転んでもおかしくなかった試合展開。2月12日の入れ替え戦は厳しいことは確かだが、今期最後の公式戦にふさわしい試合を試合をしてほしいと願っている。

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昨年までヒートに所属していたアリシ=トゥプアイレイ選手の元にヒートの選手達が駆け寄り、アリシ選手は1人1人に祝福をしていた。

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残念なことが1つだけあって、試合後に通路のごみ箱にホンダヒートの応援用の長い風船がいくつも捨てられていた。確かに今期の試合は終了だし、必死の応援で破れたのかもしれないが、ちょっとさびしい光景だった。

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