キヤノンイーグルス全勝優勝
これまで10試合を戦ってきたキヤノンイーグルスだが、試合が行われた競技場を地域別にみると、秋田1、熊谷2、東京23区2(秩父宮・大森)、中央線沿線3(三鷹・日野・高尾)、相模原2となっている。私は山路泰生選手と知り合ったのをきっかけに昨年からラグビーを見るようになったのだが、昨年はキヤノンラグビー部の試合が、第1戦から八千代台、秩父宮、二俣新町(市川市)の順番で行われたので、「ラグビーは千葉県でやることが多い」という印象が何となく刷り込まれていた。
が、今年は二俣新町を本拠地にしていたNTTコミュニケーションズシャイニングアークスがトップリーグに昇格したこともあり、最終戦の日本IBMビッグブルー戦が唯一の千葉県での開催となった。京浜東北線と京浜急行本線の間にある拙宅からは、京浜急行→都営浅草線→京成の直通列車に乗れば乗り換えなしで行ける可能性のある八千代台だが、天気もよかったので早目に家を出て、ちょっと寄り道してから八千代台駅に到着した。おそらく初めて利用する駅である。

駅は橋上駅舎で、東口はユアエルム八千代台店に直結している。昨日は、鎌ヶ谷市出身の清田育宏選手のサイン会があったらしい。西口はこじんまりとしたロータリーになっており、ファミリーマートの前に「住宅団地発祥の地」が建っている。もともとこのあたりは陸軍習志野騎兵旅団の練兵場だったのが、1955(昭和30)年に千葉県住宅協会により全国初の住宅団地が造られたとのこと。

西口から線路に沿って成田方面に歩き、しばらくすると左手に日本IBM八千代台グランドが見えて来た。今日は迷わずに着けました。
門をくぐってクラブハウスの横を通り抜けると、左右にそれぞれラグビー場がある。右側はきれいな人工芝で何やら試合中、左側は冬枯れた天然芝で練習が行われているようだ。てっきり人工芝の方で行われるのかと思ったら、天然芝の方だった。

若干古めだが、観客席の多さはさすが元トップリーグ。手前がビッグブルー、奥がイーグルスの応援席になっていたが、ビッグブルー側はクラブハウスの陰になり、かなり寒そうだった。観客席とクラブハウスの間の通路はトレーニング室に面しており、アリシ=トゥプアイレイ選手の後頭部が見えた。
用具倉庫だったかの横に貼られていた日本語の活用表。外国人選手が「デタ、デテ、デタイ」なんてやってるのだろうか。
確か日野自動車グラウンドの便所にもあった尿のカラーチャート。
掲示板には試合当日の過ごし方について書かれた「Big Blueトレーナー通信」。vol.13です。八千代市の広報も貼られていました。

肝心の試合ですが、4トライを取った瞬間に優勝が決定するイーグルス。観る側は「できるだけ早く4トライを!」と思う気持ちが早まるが、そうは簡単ではない。序盤から敵陣で攻めることが多いのだが、なかなかトライにつながらない。開始17分頃にトライを上げて7対0と先制するも、すぐにペナルティゴールで3点を返されてしまう。しかし、前半終盤にトライが続き、終了間際に4トライ目!
後半は、カラム=ブルース選手と交替したロマノ=レメキ選手の活躍等でトライを重ねるが、残り10分ほどのところで、思い切り気合を入れたビッグブルーにトライを決められてしまう。結果、77対8でノーサイドとなり、イーグルスはトップイースト昇格2年目で全勝優勝(勝ち点54)を果たすことができた。
今日の試合で特に印象に残ったのは、今期初出場の下村健選手。試合中にメンバーに対して掛ける声を聞いていて、昨年の連敗が続いた時期、彼がチームを盛りたてようとしていたのを思い出した。春の練習で怪我をしたために試合に出られなかったとのことだが、トップチャレンジ1の大きな競技場でも彼の声が聞かれるのを期待したい。
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