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2010.12.05

キヤノンイーグルス、トップチャレンジ進出確定!

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9月11日のラグビートップイーストリーグ開幕戦、キヤノンイーグルスは前期2位の横河武蔵野アトラスターズを27対0で下した。そこから前期上位の相手や、前期敗れた相手に対して連勝を続け、10月末までの6試合を消化した時点では、全勝は釜石シーウェイブスと2チームだけになった。直接対決がある12月 5日まで両チームが全勝を続け、その試合が事実上の優勝決定戦になるのかとも思われたが、シーウェーブスは第7戦・第8戦とまさかの連敗。12月 5日は、トップチャレンジ進出に王手をかけたイーグルスと、残り2連勝で進出を狙うシーウェーブスの対戦、という形になった。

熊谷!

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県営熊谷ラグビー場は、文字通り雲ひとつない晴天。風もほとんどなく、暖かな観戦日和となった。試合開始は12時、開場は11時だったが、競技場前の両チームのテントには、その前から多くの人たちが集まっている。手前の赤がイーグルス、向こうの青がシーウェーブスのテントで、他にも自動車による移動屋台も来ており、盛況である。

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試合開始。正面スタンドから見て左にイーグルス、右にシーウェーブスが陣取る。ところが、グーグルマップの航空写真でもわかるように、このグラウンドは長辺がほぼ南北となっている。時刻は12時、太陽はまさに南中しており、左即ち北側にいるイーグルスの選手は、ほぼ真正面から太陽光線を受ける形になる。太陽を背にするのは剣術の鉄則、とは時代小説でもよく説かれるところ。そのせいか、イーグルスは序盤で特にハイパントを取りそこねたり、何とか取ったりという場面が何度か見られることになった。まさか、絶好の観戦日和が、こんなところで仇するとは…。

ということで、序盤は苦戦。ペナルティゴールで3点を先取するも、前半10分を過ぎた頃にトライを決められ3対7。今期初めて逆転されることになってしまった。しかし、日が徐々に西に向かい正面から外れるにつれて本来の調子を出し始め、トライを返して10対7と再逆転。その後もトライを重ね、前半終盤でシーウェーブスの巨漢スコット=ファーディ選手(6)がシンビン(10分間退場)を受けたこともあり、前半で4トライを上げ、29対7で終えることができた。まずは勝ち点1獲得で、優勝マジックは勝ち点5だ。

後半もシーウェーブスの厳しい攻めに苦しむ。圧倒的ではないのだが、ちょっとした隙を突いて攻め込んでくる感じ。対するイーグルスも途中出場アリシ=トゥプアイレイ選手(21)の前→左右→前を繰り返す鮮やかな独走や、橋野皓介・東海林謙二選手らの華麗な動きがあり、結果的には後半も3トライを挙げ、46(7T4G1PG)対12(2T1G)で勝利を収めることができた。

これで勝ち点5。2位以上が確定してトップチャレンジ進出を決め、次戦で大敗し、現時点2位の東京ガスラグビー部が2試合連続で大勝しない限りは優勝ということになった。

ほんとは、続く東京ガス対横河武蔵野アトラスターズの試合も見るつもりだったのだが、疲れたので帰ってしまいました。

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得点を挙げた直後、多くの大漁旗が舞うシーウェーブス応援席。

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退場中のファーディ選手。ひげもじゃで、海賊みたいな風貌の選手でした。同じような外国人選手がもう一人おり、さすがは海と鉄の男たちのチームです。

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