トップチャレンジにはどこが出る?
ラグビートップリーグ進出のためのトップチャレンジには、トップイースト・トップウエストA・トップキュウシュウAの1位・2位チームが出場するということを以前書いた(キヤノンイーグルス、日本一への道)が、それぞれの状況は多少調べてみたものの、順位の決定方法がよくわからずにいた。改めて調べてみて、現在の状況を紹介しておきたい。
先の記事では「トップウエスト」と書いたが、トップウエストにはA・A1・B・B1の各リーグがあり、トップチャレンジ出場権は「トップウエストA」の上位2チームが持つ。
トップウエストAは5チームからなり、
・ホンダヒート(2009-2010トップリーグ)
・NTTドコモレッドハリケーンズ
・大阪府警察ラグビー部
・中部電力ラグビー部
・レッドエボリューションズ
である。この5チームでリーグ戦を行い、勝ち点の合計で上位4チームが「順位決定リーグ戦」に進む。即ち、1回目の最下位以外は2回ずつ対戦することになる。
1回目のリーグ戦ではNTTドコモが4戦全勝(勝ち点20)で1位、ホンダヒートが3勝1敗(勝ち点16)で2位となった。3位は中部電力、4位は大阪府警察で、ここまでが順位決定リーグ戦に進出しているが、得失点差を見ると1・2位と他の力の差は大きそうだ。
順位決定リーグ戦は11月 7日(日)に1試合目、11月27日(土)に2試合目、12月 5日(日)に3試合目が行われる。NTTドコモとホンダヒートの対戦は3試合目の14時からで、ここでの勝者がトップチャレンジ1、敗者がトップチャレンジ2に出てくるだろう。
下記の7チームからなる。
・九州電力キュウデンヴォルテクス(2009-2010まで3期トップリーグ)
・マツダブルーズーマーズ
・中国電力ラグビー部
・JR九州サンダーズ
・鹿児島銀行ラグビー部
・三菱重工長崎ラグビー部
・山形屋
1回総当りのリーグ戦で、現在各チーム4~5試合を消化。マツダが5戦全勝(勝ち点25)、九州電力が4戦全勝(勝ち点20)で、トップウエストA同様に2チームが群を抜いている。特に、九州電力は全試合で得点80以上、失点17以下で、相手に勝ち点を許していない。
他のチームの成績は中国電力(2勝3敗:勝ち点11)、三菱重工長崎(2勝2敗:勝ち点10)、JR九州(2勝2敗:勝ち点9)、鹿児島銀行(0勝4敗:勝ち点2)、山形屋(0勝4敗:勝ち点1)で、2位以上の可能性があるのは三菱重工長崎のみ。ちなみに山形屋の勝ち点1は、5戦全勝のマツダからあげたものである(26対123の敗戦だが4トライ)。
九州電力対マツダは11月20日(土)に行われ、ここでマツダが勝てば1位確定。九州電力が勝てば11月27日(土)の九州電力対中国電力で1・2位が決まることになる。
両リーグともトップリーグからの降格チーム+1チームがトップチャレンジに出てくることがほぼ確実だが、現時点の成績だけを見ると降格チーム(ホンダ・九州電力)が2位、そうでない方(NTTドコモ・マツダ)が1位の可能性が高そうだ。キヤノンイーグルスがトップチャレンジに出るとして、相手はどうなるかも気にしておきたい。
« キヤノンイーグルスにマジック点灯【ラグビートップイーストリーグ第8節】 | トップページ | キヤノンイーグルス第9戦メンバー発表 »
「ラグビー」カテゴリの記事
- 君子豹変(2015.12.03)
- 維新電信(2015.11.24)
- 惜しい敗戦、いろいろ期待(2015.11.16)
- 対リコーは2年連続1勝2敗(2015.10.04)
- あの思い出の場所へ(2015.09.16)
この記事へのコメントは終了しました。
« キヤノンイーグルスにマジック点灯【ラグビートップイーストリーグ第8節】 | トップページ | キヤノンイーグルス第9戦メンバー発表 »


コメント