聖地に凱歌
ということで、「聖地」秩父宮ラグビー場のキヤノンイーグルス対セコムラガッツ。好天に恵まれて風もわずかな観戦日和になりました。私も前日午後に少し悪寒を覚えましたが、一夜明けると問題なし。普段ならともかく、来週は会社を休む週なので、風邪なんか引いてるわけにはいかないのだ。なので、大事を取って、予定していたインフルエンザの予防接種は延期。目が覚めたのも遅かったし。
開場は、試合開始1時間前の11時。トップイーストリーグでは唯一となるキヤノンイーグルスの秩父宮ラグビー場での試合とあってか、開場時刻にはペンギンの迎える入場口の前には数十人の行列ができていた。
1月 3日(月)にトップチャレンジ2、1月15日(土)にトップチャレンジ1、そして2月 6日(日)・13日(日)・19日(土)・27日(日)に日本選手権が秩父宮で開催される。あと何度来ることができるのだろうか。
今日はイーストリーグのダブルヘッダー。去年は大学ラグビーの「前座」で、試合終盤の緊迫した時に、次の試合の観客がのんびり入ってきたりしたものだが、今年はそんなことはなさそうだ。
さすがは聖地。化粧室までラグビーです。
イーグルスの練習器具。
秩父宮は、試合前にイースト所属各チームのビデオが流れるのが楽しい。これは釜石シーウェイブスの選手が地元の祭りに参加しているところ。
先発メンバー。試合中の交替や、反則の内容について放送されるのがありがたい。
試合は全般的にイーグルスのペースで進むが、時折隙を突かれたようにラガッツに独走を許しかけることが何度もあり、ひやっとする。セキュリティが専門のセコムのチームだけあって、逆に相手のセキュリティをつく技にも長けているのだろうか。今期のイーグルスの試合では、これまであまり見ることのなかった場面だ。
そして、前半にラガッツの選手が「反則の積み重ねにより」、後半にイーグルス甲斐洋充選手(5)が「ショルダーチャージ」でイエローカードを与えられ、10分間の退場となる。ラグビーではこれをシンビンと言う、とは今年得た知識(ちなみにsinは違反、binは容器や置場の意味だそうで、俗にいえば「ぶたばこ」か)。これまでイーグルスの試合では、相手も含めて退場は見た記憶がないので、荒れた試合の印象を受けた。
それでも何とか、前半は24対0で終え、後半はやはりアリシ=トゥプアイレイの出た頃からトライを重ねて31対0。結果は8トライ6ゴール1PGの55対0で、2試合連続で今期4試合目の完封勝利。負けなしの8連勝で昨期から続く連勝記録を10に伸ばし、勝ち点も5を加えて39となった。
じりじりとした試合の流れをイーグルス側に引き付けたのは、前半終了間際の3本目のトライを受けたカラム=ブルースのコンバージョンだったかもしれない。サイドぎりぎりのところだったが見事に決め、観客としては「ああ、いつも通り安心できるんだ」という印象を受けた。
期待していた選手たちだが、山路泰生選手(16)は残り15分ぐらいで登場。最後は山路選手がラインをわずかに切れたところでボールを受け取ってノーサイドとなった。山路選手に続いて、初メンバー向山裕人選手(20)も出場。8本目のトライに対するコンバージョンを鮮やかに決めた。
ラグビー通の知人と一緒に観戦したので、ラガッツ選手にも注目。
上は山賀敦之選手(1)。この写真ではそれほどでもないが、「ハイレグ」が特徴で、時間がある時には必ず直していました。
下は藤田大吾選手(7)。7番なのでフォワード(フランカー)ですが、途中からバックス(ウイング)に回っていました。まさにオールラウンドプレーヤー。
この後に行われた試合では、東京ガスラグビー部が57対0(9トライ)でサントリーフーズサンデルフィスに勝利し、イーグルスとの勝ち点差5を保った。前節2位対4位の対決となる釜石シーウェイブス対三菱重工相模原ダイナボアーズは、明日(14日)13時キックオフとなる。
■いつもの通り、試合経過についてはキヤノンイーグルスのツイッターを参考にさせていただきました。
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