日本シリーズ第7戦のナゴヤドーム

ということで、日本シリーズ第7戦の入場券を予約できたわけだが、果たして第7戦はあるのかどうか。
改めて書くまでもないが、日本シリーズ(正式には「日本選手権シリーズ」なんですね。知りませんでした)は7戦制で、先に4勝した方が優勝即ち「日本一」となる。「多く勝った方」ではなく「先に4勝した方」なので、引き分けがあった場合は8戦以上行われる可能性もある。シリーズ前の監督会議で、中日ドラゴンズの落合博満監督が「7試合連続引き分けなら最大14試合まである。あり得ないって言っても、ドームで中止になることもあるんだから」と言っているという記事を読んで、「何言ってんだ。ずっと引き分けだったら無限に試合はあるだろうが。中途半端な言いがかりだな。」と感じていたのだが、8戦目以降は延長回数の制限なし、即ち引き分けはないので、7戦目まですべて引き分けでも、残り7試合で決着はつくのだった。落合監督、すみませんでした。
でも、天候の都合でコールドゲームになったり、延長無制限だから24時間で試合が終わらずに次戦の試合開始時刻になったらどうなるんだろう…。
いずれにせよ、第7戦があるのかどうかは基本的に第6戦が終わるまでわからない。会場はナゴヤドームなので、東京からでも新幹線を使えば往復は何とでもなるが、問題なのは宿だ。前日キャンセルだと手数料取られるだろうし、ただ名古屋に行ってもすることないし…。あと、入場券もインターネット予約なので、イープラスから「早く発券しろ」という督促のメールが来たのだが、発券すると手数料(105円)が必要で、これは試合がなくても戻ってこないので、発券もぎりぎりにしたい。
ということで、マリーンズ3勝2敗で迎えた第6戦のテレビを、固唾を飲んで見守ることになった。マリーンズが勝てば第7戦はなし、負ければありだ。1回表にマリーンズはあっさり1点を取り、行けるかな?と思ったら、1回裏にはあっさり同点。6回裏にドラゴンズが1点入れて、だめかな?と思ったら、8回表に奇跡的に(はサブローに失礼だけど)同点。そのまま延長戦に入り、15回表にマリーンズが得点できず、マリーンズの勝ちがなくなった、即ち第7戦の実施が確定したのが23時45分頃。あわてて楽天トラベルに接続しようとしたら、なぜか画面が表示されず。もしかしたら、すごくたくさんの人が名古屋の宿を予約しようとして…と不安になりつつ、楽天トラベルの携帯電話サイトから名古屋駅の近くにある名鉄イン名古屋駅前を予約。ここが開業3周年で安いプランが設定されていたのは事前に調べてあったので、まだ空きがあってよかった。
で、試合は同点のまま引き分け。これで明日は安心して観戦できる。マリーンズが勝てば日本一だし、負けても第8戦がナゴヤドームであるだけ。火曜日も会社休んで第8戦を見ることは考えていないので、目の前でドラゴンズの胴上げさえ見なければ、まあいいや。心配なのは、また延長戦になって、ナゴヤドームから宿までの最終電車に間に合わなくなることだけだ…と、ちょっと冗談ぽく考えていたのだが…。

昼前に家を出て、セブンイレブンで入場券を発券(イープラスのシステムダウンとかなくてよかった)してから、東京駅から「のぞみ」で名古屋へ、わずか1時間40分。それだけの時間なのに、文庫本を読みかけのまま違うのを読んだりしたもんだから、前に読んでいた方を忘れてきてしまったみたい。本はまた買えばよいが、日本シリーズ第4戦の入場券挟んであったんだよなあ。

駅の地下街エスカもドラゴンズの日本一を目指している。流れている音楽も「燃えよドラゴンズ」。聴いていると、ついつい口ずさんでしまう応援歌の名曲だ。「1番高木が塁に出てー」。

ナゴヤドームは2度目。地下鉄名城線に「ナゴヤドーム前矢田」という駅があるが、あんまり「前」ではなくけっこう歩く。ちなみに前回は2005年の交流戦ドラゴンズ対マリーンズで、渡辺俊介の好投で大勝した試合です。2アウトから内野ゴロを打った俊介が全力疾走して、その直後にタイロン=ウッズに観客席最上段に届く巨大な本塁打を打たれたことが記憶に残っています。

球場前には万国旗、ではなく「12球団旗」。無風で全く見えないのが残念だが、なかなかいいものだ。

チアドラゴンズさんお出迎え。

隠れてますが、マリーンズの「マーくん」も出張。握手の列には、ドラゴンズのユニフォームの人も結構並んでました。

席は何と前から5列目。ナゴヤドームなので、三塁側とは言えドラゴンズファンが優勢。両隣はともに1人で来たおじさんだったが、実は熱心なマリーンズファン。前後は熱狂的なドラゴンズファンのグループ。ただ、特に後ろのグループの人達は野球に詳しく、納得できる応援(?)で、終盤には「お互い強いですね」「今日も15回になったらどうします?」なんて会話を交わすようになりました。

きれいな球場です。ただ、札幌ドームほどではないものの、前の方に座るとかなり階段を上らないと売店や便所に行けないのがちょっと難。

若い女性には浅尾拓也が人気あるのかな。弁当も出ています。好物は竹輪の磯辺揚げらしい。

前日の長時間勤務の疲れも見せず、打撃練習の片付けを手伝うドアラ。

試合は、1回表に西岡剛が初球を安打とし、3連続安打で1点、さらに犠牲フライで1点。こりゃ、渡辺俊介の好投で、さくさくっと終わりかな…と思いきや、俊介は絶不調。肩の調子が悪いようなしぐさを見せ、ストライクがまったく入らず、たまに入ると打ち返され、あっさりと逆転。むしろよく3点でおさまった。2回裏も出て来たので、どこか痛いとかではないのだろうが、また1点取られて2対4。ここもむしろよく1点でおさまった。さすがに3回は小野晋吾に交代したが、小野も2点を取られて2対6。こりゃ今日はだめだね。
4回表、2死から里崎智也の二塁打と岡田幸文の安打で1点。岡田の打席の時、次の打順の小野が準備をしていたが、岡田が塁に出たことにより代打。これがこの試合の1つの転機だったと思う。代打根元俊一は3球三振だったが、小野から代った薮田安彦が好投。好調和田一浩からの打順だったが三者凡退に抑えることにより、勢いづいていたドラゴンズ打線にブレーキをかけ、流れを堰き止めた。その結果、5回表にマリーンズは3点を取り、何と同点に追いついてしまった!
薮田が2点を完全に抑えた後、6回から登板した内竜也もすばらしい投球。後ろのドラゴンズファンにも「なんでこんなピッチャーがいるのに3位だったんだ」と言わしめた。この内に応え、7回表の金泰均の安打で、ついにマリーンズは7対6と逆転した!内はこういうパターンで勝ち投手になることが多く、今日も期待できそうだ。
その後、もう1点ほしいところだったが、1点差のまま9回裏で小林宏之登板。ここできっちり抑えて、と万全の信頼を置きたいところだが、シーズン終盤からぴりっとしない小林。不安が当たって和田一浩の三塁打とトニー=ブランコの犠牲フライで同点に追いつかれてしまった。どちらもあわや本塁打かという大きな当たりで、ここもむしろよく1点でおさまった。
で、心配されていた延長戦。序盤はテンポがよかった前日と違い、今日は最初から所要時間の長い試合だったので、このままだとどういうことになってしまうのか…。途中何度かこんな情報が表示されました。

再び流れはドラゴンズになっていたが、これを止めたのは伊藤義弘。ほんと、今日は薮田・内・伊藤の功績は大ですよ。伊藤が登板した時点で、残る投手は吉見祐治・古谷拓哉・ビル=マーフィーの左3人。いずれもちょっと不安が…と思っていたら、12回表に今江敏晃がストレートのフォアボールを選ぶと、伊藤はそのまま打席に入った。10回裏にドラゴンズの浅尾が打席に入って犠牲バントを決めているが、パシフィックリーグの中継ぎ投手伊藤は今期1度も打席に立っていない。せめてダブルプレーだけは避けて…と願っていたが、何と昨日西岡・サブローといった一流打者が決められなかった犠牲バントを見事に決めた!そして、里崎アウトの後、岡田が三塁打!マリーンズ勝ち越し!12回裏、伊藤が3人で抑え、ついにマリーンズが日本一となった!

西村徳文監督。昨年さまざまな騒動があったことを鑑みてか、今期はチームの目標を「和」とした。選手達は、今期さまざまなインタビュー等で、「和」という言葉を使っている。部下に対して自らの方針を浸透させる、すばらしい指揮官である。「12球団で最も地味な監督」なんて言ってごめんなさい。



ピント合ってませんが、肩を組んで応援団と一緒に「マリーンズが本当に好きだから」と歌う選手たち。ユーチューブにあるクライマックスシリーズ最終戦の動画を見て、こういう場面が見たいと思った。見ることができて本当によかった。

【おまけ】

経費節減のため、帰りは安い高速バス使いました。3列座席で名古屋→新宿3700円。
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