釜石シーウェイブスに土【ラグビートップイーストリーグ第7節】
11月 7日のナゴヤドーム。入場して間もなく、携帯電話で見たツイッターで、釜石シーウェイブスが敗れたことを知る。しかも、三菱重工相模原ダイナボアーズも…。
上位4チームの結果は下記の通り(順位は第6節終了時のもの)。
1位 釜石シーウェイブス ●28-29○ 栗田工業ラグビー部
2位 キヤノンイーグルス ○63-0● サントリーフーズサンデルフィス
3位 三菱重工相模原ダイナボアーズ ●12-16○ 4位 東京ガスラグビー部
これにより、第7節終了時点での順位は
| 順位 | 勝ち点 | |
| 1 | キヤノンイーグルス | 34 |
| 2 | 釜石シーウェイブス | 32 |
| 3 | 東京ガスラグビー部 | 29 |
| 4 | 三菱重工相模原ダイナボアーズ | 27 |
| 5 | 横河武蔵野アトラスターズ | 25 |
| 6 | 栗田工業ラグビー部 | 23 |
| 7 | 日本IBMビッグブルー | 20 |
| 8 | 秋田ノーザンブレッツ | 7 |
| 9 | 日野自動車レッドドルフィンズ | 6 |
| 10 | サントリーフーズサンデルフィス | 5 |
| 11 | セコムラガッツ | 4 |
| 12 | JAL WINGS | 0 |
イーグルスがシーウェイブスと入れ替わってついに首位。東京ガスが1敗のまま3位に上がり、敗れたダイナボアーズは2敗で4位。敗れてもシーウェイブスは勝ち点2、ダイナボアーズは1を加え、ダイナボアーズは東京ガスの勝ち点を4に抑えるところがさすがにしぶとい。5~7位に順位の変動はないが、共に勝って勝ち点5ずつを加えた。そして、秋田ノーザンブレッツが今期初勝利を挙げて、11位から8位に浮上し、関東社会人1部リーグとの入れ替え戦圏内を脱出。
各チーム残り4試合で、獲得できる勝ち点は最大20なので、8~10位のノーザンブレッツ・レッドドルフィンズ・サンデルフィスが2位以上のトップチャレンジ進出の可能性を失った。
1位が7勝0敗、2・3位が6勝1敗、4~6位が5勝2敗、7位が4勝3敗、8~11位が1勝6敗、12位が0勝7敗。前回とは変えて、1~3位を「上位」、4~7位を「中位」、8~12位を「下位」として(ダイナボアーズを上位から外すのには抵抗はあるが…)、上位・中位の対戦成績を比較してみる。
| 順位 | チーム | 上位 | 中位 | 下位 |
| 1 | キヤノンイーグルス | 1勝0敗 | 3勝0敗 | 3勝0敗 |
| 2 | 釜石シーウェイブス | 0勝0敗 | 1勝1敗 | 5勝0敗 |
| 3 | 東京ガスラグビー部 | 0勝1敗 | 2勝0敗 | 4勝0敗 |
| 4 | 三菱重工相模原ダイナボアーズ | 0勝2敗 | 1勝0敗 | 4勝0敗 |
| 5 | 横河武蔵野アトラスターズ | 0勝1敗 | 1勝1敗 | 4勝0敗 |
| 6 | 栗田工業ラグビー部 | 1勝2敗 | 1勝0敗 | 3勝0敗 |
| 7 | 日本IBMビッグブルー | 0勝1敗 | 0勝2敗 | 4勝0敗 |
残る対戦相手は、イーグルスが上位1・中位1・下位2。シーウェイブスは上位2・中位2・下位0。東京ガスは上位1・中位2・下位1で、引き続きこれだけ見るとイーグルスが優位。また、今後のシーウェイブスや東京ガスの成績如何では、上位との対戦を終えている栗田工業が2位争いに食い込んでくる可能性もある。
上位・中位の得失点差・トライ数・ゴール数は下記の通り。
| 順位 | チーム | 得点 | 失点 | 差 | トライ | ゴール |
| 1 | キヤノンイーグルス | 371 | 61 | 310 | 51 | 43 |
| 2 | 釜石シーウェイブス | 298 | 103 | 195 | 44 | 30 |
| 3 | 東京ガスラグビー部 | 298 | 104 | 194 | 45 | 29 |
| 4 | 三菱重工相模原ダイナボアーズ | 396 | 83 | 313 | 62 | 43 |
| 5 | 横河武蔵野アトラスターズ | 265 | 85 | 180 | 36 | 32 |
| 6 | 栗田工業ラグビー部 | 179 | 172 | 7 | 24 | 16 |
| 7 | 日本IBMビッグブルー | 185 | 202 | -17 | 27 | 16 |
得失点差で見ると、イーグルスとダイナボアーズが抜きんでており(イーグルスは今節で一気に追いついたんですが)、第2グループがシーウェイブス・東京ガス・アトラスターズ。となると、2位争いに顔を出す可能性があるのは、前述の栗田工業ではなく、1勝2敗から4連勝と波に乗るアトラスターズかもしれない。
第8節の対戦は
11月13日(土)
セコムラガッツ - キヤノンイーグルス
東京ガスラグビー部 - サントリーフーズサンデルフィス
日本IBMビッグブルー - 栗田工業ラグビー部
日野自動車レッドドルフィンズ - JAL WINGS
11月14日(日)
三菱重工相模原ダイナボアーズ - 釜石シーウェイブス
秋田ノーザンブレッツ - 横河武蔵野アトラスターズ
注目されるのは14日のダイナボアーズ対シーウェイブスで、シーウェイブスが踏みとどまれるかどうか。仮に、第8節でイーグルスが勝ち点5を挙げ、シーウェイブスが勝ち点1以下に終わると、勝ち点の差が6以上となるので12月5日の直接対決でシーウェイブスがイーグルスに勝っても、イーグルスが他の2試合で勝ち点5を挙げると追いつけない。即ち、野球で言う「マジックナンバー」がイーグルスに点灯することになる。
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