トップイーストあと2試合
ラグビートップイーストリーグも残すところ2試合。繰り返しになる点もあるが、チームごとに2試合の勝敗がどのように順位に影響するかを整理してみた。
上位のチームが優勝、あるいは2位でのトップチャレンジ進出でトップリーグ昇格を目指しているのはもちろん、下位チームも11・12位になると関東社会人1部リーグとの入れ替え戦を行わなければならない。さらに、前にも書いた通り、来期はイーストリーグが「ディビジョン1」(10チーム)と「ディビジョン2」(8チーム)に分かれるとの情報もあり、そのためにもディビジョン1に残るためには10位以内には入っておく必要があるだろうから、残り2試合は重要である。
第9節終了時点での順位は、下記の通り。
| 順位 | 勝ち点 | |
| 1 | キヤノンイーグルス | 44 |
| 2 | 東京ガスラグビー部 | 39 |
| 3 | 釜石シーウェイブス | 38 |
| 4 | 三菱重工相模原ダイナボアーズ | 36 |
| 5 | 栗田工業ラグビー部 | 33 |
| 6 | 横河武蔵野アトラスターズ | 31 |
| 7 | 日本IBMビッグブルー | 20 |
| 8 | 秋田ノーザンブレッツ | 12 |
| 9 | 日野自動車レッドドルフィンズ | 11 |
| 10 | サントリーフーズサンデルフィス | 5 |
| 11 | セコムラガッツ | 4 |
| 12 | JAL WINGS | 0 |
■1位 キヤノンイーグルス
残る対戦は12月 5日釜石シーウェイブス(3位)、12月12日日本IBMビッグブルー(7位)。
あと勝ち点6で優勝、勝ち点5でトップチャレンジ進出(2位)が決定する。繰り返しになるが、12月 5日に熊谷ラグビー場で行われる第1試合でイーグルスが勝ち点5を上げると2位決定、さらに第2試合で東京ガスが4以下だと優勝決定となる。逆に、勝ち点0で敗れると、優勝・2位争いともに混沌とした状態で最終節を迎えることになる。
■2位 東京ガスラグビー部
残る対戦は12月 5日横河武蔵野アトラスターズ(5位)、12月12日釜石シーウェイブス(3位)。
12月 5日の熊谷で勝ち点5で勝利し、イーグルスが勝ち点0で敗れていると勝ち点が並ぶので、最終節で勝ち点が多かった方が優勝。同じ勝ち点だと得失点差の勝負となるが、現時点で144の差があるので、これを2試合で詰めるのは厳しそうだ。
2位になるにも、やはり2勝がほしい。いろいろなケースが考えられるが、まずはアトラスターズに勝つことだろう。
■3位 釜石シーウェイブス
残る対戦は12月 5日キヤノンイーグルス(1位)、12月12日東京ガスラグビー部(2位)。
上位2チームとの対戦なので、連勝すればいろいろおもしろくなる。12月 5日にイーグルスを勝ち点5対0で制しても、まだ1差は残るので優勝は何とも言えないが、最終戦の相手が東京ガスなので、勝てば2位、ということになる。逆にイーグルスに勝ち点0で敗れ、東京ガスが勝ち点5を上げると、その時点で2位以上の可能性がなくなる。
■4位 三菱重工相模原ダイナボアーズ
残る対戦は12月 5日栗田工業ラグビー部(5位)、12月12日横河武蔵野アトラスターズ(6位)。
勝ち点5で2連勝すれば勝ち点は46。シーウェイブスがイーグルスに敗れ、東京ガスに勝つと2位が転がり込んでくる。
■5位 栗田工業ラグビー部
残る対戦は12月 5日三菱重工相模原ダイナボアーズ(4位)、12月12日サントリーフーズサンデルフィス(10位)。
優勝の可能性はなくなったが、2連勝すれば2位には一縷の望みが残っている。たとえば、第10節で東京ガス・シーウェイブスがともに敗れ、最終節でシーウェイブスが東京ガスを破った場合は、各々の試合の勝ち点にもよるが2位になる可能性がある。
■6位 横河武蔵野アトラスターズ
残る対戦は12月 5日東京ガスラグビー部(2位)、12月12日三菱重工相模原ダイナボアーズ(4位)。
シーウェイブスに連勝を止められて厳しくなったが、2~5位が総崩れになれば2位の可能性もある。ただし、シーウェイブス対東京ガスは引き分けになることが必要だし、それでも東京ガスと98ある得失点差の差を埋めなければならないが。
■7位 日本IBMビッグブルー
残る対戦は12月 5日秋田ノーザンブレッツ(8位)、12月12日キヤノンイーグルス(1位)。
2位以上の可能性はないが、11位以下の可能性もない唯一のチーム。次戦で、イースト残留を確実にしたいノーザンブレッツを倒し、最終戦でイーグルスにひと泡吹かせたいところだろう。
■8位 秋田ノーザンブレッツ
残る対戦は12月 5日日本IBMビッグブルー(7位)、12月12日日野自動車レッドドルフィンズ(9位)。
あと勝ち点3で10位以上が確定するので、まずはビッグブルーに勝ちたいところ。そうすれば、順位を1つあげる可能性も見えてくる。
■9位 日野自動車レッドドルフィンズ
残る対戦は12月 5日セコムラガッツ(11位)、12月12日秋田ノーザンブレッツ(8位)。
あと勝ち点4で10位以上が確定するので、ラガッツには勝っておきたい。
■10位 サントリーフーズサンデルフィス
残る対戦は12月 5日JAL WINGS(12位)、12月12日栗田工業ラグビー部(5位)。
JAL WINGSに勝てば11位以上が確定。10位以内に残れるかどうかは、最終戦次第となる。
■11位 セコムラガッツ
残る対戦は12月 5日日野自動車レッドドルフィンズ(9位)、12月12日JAL WINGS(12位)。
レッドドルフィンズに勝てば11位以上が確定。2試合で、サンデルフィスとの勝ち点差1を何とか逆転したいところだろう。並んでも、得失点差はサンデルフィス-378、ラガッツ-330なので、射程圏内。
■12位 JAL WINGS
残る対戦は12月 5日サントリーフーズサンデルフィス(10位)、12月12日セコムラガッツ(11位)。
ここまで勝ち点0なので、まずは勝ち点と勝利を目指したいところだろう。10位サンデルフィスとの勝ち点差は5、かつ10・11位との直接対決となるので、連勝すれば入れ替え戦を回避することも可能になる。ちなみに、サンデルフィスとラガッツは完封負けが3あるのに対し、JAL WINGSは1試合かない。
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