イーグルス、ノーザンブレッツ戦選手発表

ラグビートップイーストリーグ第６節、キヤノンイーグルスは24日（日）に秋田市八橋陸上競技場で秋田ノーザンブレッツと対戦するが、イーグルスの出場選手が発表されている。

私の応援する山路泰生選手は1番（右プロップ）で先発。10月12日の日本航空JAL WINGS戦以来の今期2度目の先発となり、第1戦からの全試合出場が継続された。ちなみに、ここまで全試合でメンバーに入っているのは橋野皓介（第4戦リザーブで出場なし）、新井光、立川大介（今回リザーブ）、神白拓（同前）各選手と合わせて5人だけである。

中でも、新井選手は全試合でフルバックとして先発出場。試合中、ボールを争う集団の中にいると思ったら、そのボールを相手が大きく自陣に蹴るとそのボールの下にいる、という文字通り「縦横無尽」の活躍が目立つが、そのスタミナは試合中だけの短期的なものではないようだ。また、今季初出場が松田光（3）、水田隆裕（13）、田瀬慎之介（20）の3選手。松田選手は、先期は1度だけリザーブで入ったが出場はしておらず、今回がトップイースト初出場となる。

アリシ=トゥプアイレイ選手もリザーブ（21）に入っている。10月30日・11月 6日のリポビタンDチャレンジ2010に日本代表と出場するので、25日から宮崎で合宿に入るはずだが、試合後すぐに移動するのか、遅れて合流するのか。ちなみに、秋田空港から試合（13時開始）終了後に乗れる最も早い羽田行きの飛行機は17時45分発の全日空878便で、羽田には18時50分着。宮崎行き最終は19時05分発の全日空3763便（宮崎着は21時00分で運航はスカイネットアジア航空）だから、乗り継ぎ時間が15分しかない。伊丹乗り継ぎなら19時10分着（日航2178便）の35分発（全日空509便）なので25分あるから、こっちだろうか。いずれにせよ、この時間帯に羽田や伊丹を利用する人は注意した方がいい。187cm・116kgの大男が恐るべき速度と予想もできない鋭い方向転換で人を掻き分けながら突進しているかもしれないのだから。

そうそう、アリシの飛行機の時間を調べるより前に、前回書いた「トライ後のゴール成功率」について調べようと思っていたんだった。今期第5節までのイーグルスは86.7%（30トライ26ゴール）だったが、トップリーグだとどうだろう。

調べてみると、イーグルスを超えているのは2チームしかない。10位のNTTコミュニケーションズシャイニングアークスが何と10トライ10ゴールの100%！昨期はイーグルスと同じトップイーストで戦っていながら、今期はトップリーグで既に2勝、しかも3位のトヨタ自動車ヴェルブリッツを破っている要因も、このあたりにあるのだろうか。そして、もう1チームは2位の東芝ブレイブルーパスで31トライ27ゴールの87.1%だから、イーグルスとほぼ同等である。他に、80%以上のゴール率なのは1位三洋電機ワイルドナイツ（31T25G=80.6%）、12位ヤマハ発動機ジュビロ（16T13G=81.3%）、14位豊田自動織機シャトルズ（10G8T=80.0%）の3チームである。

トライ後のゴールは相手の強弱には関係ないので（どれだけ蹴りやすい位置にトライできるか、というのがあるので厳密には無関係ではないが）、蹴る選手の実力を純粋に反映しているとみていいだろう。即ち、イーグルスはゴール力だけならトップリーグ上位級だ、と言えるのかもしれない。

選手別ではカラム=ブルース93.8%（成功15・失敗1）、今村友基90.9%（成功10・失敗1）、三友良平33.3%（成功1・失敗2）。とにかく、カラム・今村の両選手は、それぞれ1度しか失敗していない。この計算はイーグルスのサイトにある試合結果を元に調べたのだが、カラム選手が唯一失敗したはずの東京ガス戦でも「成功」と書かれているぐらいで（後半07分）、きっと書いている人も「カラムが失敗するはずない」と信じていたのだろう。三友選手は第5節（三菱重工相模原ダイナボアーズ戦）だけでの記録なので、これから巻き返してくれるはずだ。

いずれにせよ、今回は残念ながら観戦に行けないのだが、どのような結果になるかを楽しみにしたい。