残念な初めての三重殺
東京ドームでアジアシリーズ20053日目第1試合のマリーンズ対中国選抜。マリーンズ出場の有無にかかわらず見に行くつもりで、マリーンズ出場の有無にかかわらず「日本でない側」に肩入れしてみるつもりであった。入り口で、通常の荷物検査だけではなく金属探知機(○― ←こんな形のやつ)での検査があるのが、さすがは国際試合である。
入場者は26564人だったそうだが、そのほとんどがマリーンズファンだったのは致し方ない。外野席はもとより、内野席の外野席まで1・3塁側の両方が真っ白だ。
それにしても、中国を応援する人は1塁側にほんの少し。応援する組織もないのだろうが、試合途中から大きな中国国旗を持ち出した人が「加」「油」と書いた紙を掲げて(「加油」は「がんばれ」の意味らしい)で応援をまとめ始めた。自然発生的応援団である。
韓国のチアガールは主催者の費用負担で招待されている(東亜日報)し、おそらくは台湾もそうだろう。それと同じような費用で、日本にいる中国人留学生を招待して盛り上げる等の取り組みがあっても良かったのではないだろうか(やられていたらすみません)。
試合は中国は各球団(6球団ある)からの選抜、マリーンズは1軍半というか、1.8軍ぐらい。先発野手のうち、外国人2人を除くと早坂圭介(0)・塀内久雄(15)・大松尚逸(3)・竹原直孝(2)・井上純(28)・辻俊哉(2)・渡辺正人(20)で7人合わせても1軍の試合には70試合しか出場していない。ちなみに合計成績は87打数16安打で打率0.184、本塁打2、打点10である。
そのせいなのか何なのか、失策が多い試合でマリーンズ4・中国2。中国の1つは左翼手が高い飛球の目測を誤ったもので、ドーム球場ゆえしかたがないのだろう。第2試合でもサムソン1・シノン2の失策があり、2試合を通じて内野ゴロを1塁に送球する時のものがほとんど。慣れない人工芝で踏ん張る感触が違うからか、ボールが握りにくいのか、何か理由があるのかもしれない。
さて、ボールといえば1回表の先頭打者侯鳳連HOU FENGLIANが黒木知宏から打ったファールボールを拾った。席の近くに飛んできたので避けたら、座っていた隣の席に当たってころころと。いつものように人々が殺到してくることもなく、誰も拾いに行かなかったので、ありがたく頂戴する。ファールボールを自分で拾ったのは初めての体験。
ファールの時に、例によって「ファールボール(または打球の行方)にご注意ください」の放送があるが、その後にイギリス語でも放送がある。
「ファール」って「for」なんだぁ、と一瞬思ったが、もちろんそんなことはない(「ファール」はfoul)。「balls」と複数形になるのも初めて知った。
ついでに第2試合でブルズ3番打者の曾華偉TSENG, Hua-Weiは、1回表にバットをスタンドに放り込んだ(打球は投手の前へ)が、この時に「バットの行方にはご注意ください」の放送はなかった。
初めてと言えば、三重殺を見るのも初めて。3回無死1・2塁。投手黒木に当たった打球を二塁手早坂が直接捕球して1死、一塁手マット=フランコに送球して2死、さらに2塁に入った遊撃手渡辺に送球して3死。走者は状況を把握できなかったのか呆然としていたのか、1塁走者は2塁手前、2塁走者は2塁の先で立ちすくんでいたようだ。もっとも、筆者も早坂が直接捕球したことには気付かず、「併殺で2死なのにみんな1塁ベンチに帰るのはなぜだろう」と思っていたので、「初めて三重殺を見た!」という喜びを感じ損ねてしまったのは残念。
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