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2005.10.19

今年3度目の福岡

 16日(日)は福岡へ行ってきた。パシフィックリーグプレーオフ第2ステージ第4戦の観戦である。

 マリーンズの第2ステージ進出が決まった9日、マリンスタジアムから幕張本郷駅へ向かうバスの中で、携帯電話からチケットぴあのサイトを見ると、日曜日にある第4戦の指定席Sに残りがあった。

 しかし、第2ステージはすべて18時試合開始。福岡から東京への最終の飛行機は21時30分発。夜行列車も夜行バスも、それより早く福岡を発つ。即ち、最低1泊はしないと試合観戦はできないということだ。

 第3戦の土曜日は筆者の行く会社は休みではないし、そもそも空席がない。第4戦には空席があるが、月曜日に会社を休まなければならない。月曜日に会社を休むのなら月曜日の第5戦(もしあれば)も見たくなって、そうすると火曜日も休まなければならない…とまぁ、さすがの筆者も逡巡し、とりあえず新川崎にある知人の家で夕食をご馳走になって帰った。

 とか言いながら、いつの間にかチケットぴあで切符を予約し、1泊付き往復航空券の安いのを見つけて予約。

 ところが、ご存知の通りマリーンズが2連勝。第3戦も9回表を終わって4対0。ヤフーのインターネット中継を見ながら、「福岡で2日あるんだったら、どこへ行こうかなぁ」なんぞと考えていたところ、ご存知のような結果になったのである。昼間、「明日の試合は見たいが渡辺俊介には負けてほしくない。そうだ、7回まで0対0で俊介が降板、そこから中継ぎか抑えが打たれれば…」なんていう邪念を少し(少しだけですよ)持った天罰であろう。深く反省し、「いざゆけ若鷹軍団」の鼻歌も、気付き次第やめることを決意した。

 明けて16日。心なしか黒い服の乗客が多いような気がするスカイマーク005便で、今年3度目の福岡へ。時間があるので地下鉄を乗り継いで薬院駅そばの薬院しろやま乃湯。3月の宿が近かったので、そのときから気にかかっていたので来たのだが、げっ、1800円もするのか。しかたがないのでサウナと露天風呂を楽しむ。

 バスで博多駅へ出て、駅近くの宿に荷物を置く。駅隣の博多郵便局には、ホークス応援の垂れ幕。

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 とにかく飲食店等もホークス一色で、

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 こんなのを見かけてびっくりしたら、ロッテリアだった。

 さて、駅横の福岡交通センターから福岡ドーム直通の西鉄バス。方向幕はこんな感じ。

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 車内で鳴る携帯電話の着信音は、もちろん「いざゆけ若鷹軍団」。

 で、球場前。

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 この時思ったのだが、ホークスは「めざせ!世界一」のはずなのに、「すべてはこの決戦のために」でいいのだろうか。リーグ優勝なんて、世界一の前には単なる通過点のはずなのに…。このあたりの食い違いがホークスが優勝できなかった原因、というのはもちろん結果論。

 さて球場内に入る。なんだかすごく緊張してきた。好きだった北の湖敏満が輪島大士と相星で優勝を争った千秋楽結びの一番以来の緊張のような気がする。とにかく早く試合が始まってほしい。

 場内は試合開始時点で超満員。しかしマリーンズファンは左翼側外野席の3分の1ぐらいを占めているだけで、他はホークス1色。筆者が座っている3塁側内野席Sも、ぽつりぽつりとマリーンズファンの黒い姿が見られるだけ。が、幸いにも右隣が若い女性2人組みのマリーンズファンだった。何とか盛り上がりたいものだ。

 1回表に1点先取で握手を交わす。「昨日までの3試合は先取点を取った方が負け」「スミ1。第1ステージ第1戦もライオンズのスミ1だった」…とまたもや湧き上がる不安。

 2回表が終わったところで便所へ。福岡ドームは男子便所の数が少ない。何箇所かは今年の初めあたりに女性便所に改造されたようだ。おそらくは女性客、ひいては家族連れを集めるための方策だろう。実際、さすがに今日は少ないが、7月に来たときは赤ちゃん連れの家族を多く見かけて驚いたものだ。

 第1打者は松中信彦。便所では場内の声は聞こえないので様子はわからないが、ほどなく場内放送で5番打者のフリオ=ズレータが紹介された。おそらくは凡退したのだろう。と、気を抜いたところ大歓声が起こる。隣の列の先頭で用足し中の男が、「ズレータ打ったか!」と叫ぶ。そう、同点本塁打だった。どうも席をはずすのは良くないようなので、試合終了まで便所はできる限り我慢することにする。行くとしても、マリーンズの攻撃中にしよう。

 4回表に里崎智也が本塁打で再び1点差。4階裏になるところで、隣の女性が席を立つ。「3人そろっていたほうがいいのでは」と思うが言えるはずもない。松中が四球で出塁。9月に小林宏之が先発した千葉マリンスタジアムでのホークス戦で、5番の城島健司に2打席連続本塁打を打たれたことを…いや、思い出さない。しかし、ズレータの打球は、いったん下降し始めてから再び水平に飛ぶ。それは筆者の錯覚だろうが、とにかく本塁打で逆転。

 その後は大塚明のバント失敗やら、小林宏之の好投やら、ベニー=アグバヤニの攻守やら、西岡剛の毎度鮮やかな守備やらあって、今江敏晃の打席で王貞治監督が抗議をしたら判定が覆ってボビー=バレンタイン監督が再抗議をしたりがあったが、とにかく両者得点は入らず、ホークスの連勝となった。

 試合後、女性2人はすぐに帰ったが、私は便所に行ってからヒーローインタビューを見た。もちろん、フリオ=ズレータ。最後に悲壮な調子で「絶対にあきらめない………あきらめない!」と日本語で叫ぶ。うわぁ、これは盛り上がるわな。明日は困るが、来年(もいるのなら)は好意を持って見ることにしたい。

 さすがにそこまでで外に出たが、第5戦の切符が売られていた。ほんの少し心が揺らぐ。しかし、もう1日会社を休む必要があるし、航空券を買いなおす必要があるし、なにより明日は緊張に耐えられそうにないので、明日は予定通り帰ることにする。

 翌日は海外赴任する人の壮行会だったが、携帯電話で状況を確認。帰りの電車で優勝を知る。家に帰ってから、マリーンズのサイトで胴上げの場面を3度繰り返して見たら、ちょっと涙が出た。

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コメント

はじめまして。
この試合は僕も見に行っていました。ただし、ホークスファンとして。。
僕も3塁側内野席Sで見ていましたので、
近くにいらっしゃったかもしれませんね。
確かに内野席にはマリーンズファンは数えるほどしかいませんでしたけど、
レフトスタンドの熱狂ぶりは、敵とは言え賞賛します。
日本シリーズ中は、僕も、にわかマリーンズファンになります。

 こばさん、コメント・トラックバックありがとうございます。
 こばさんもいらっしゃったんですね。双方の応援が盛り上がりましたし、それに応えたいい試合でしたよね。
 選手名弁当もまだ3種類しか食べていませんので、来年も福岡ドームに行きたいと思います。

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