天気晴朗なれど
「一点の雲もなく」という表現があるが、文字通りこの日の天気はそうだった。すばらしい秋晴れ。気温も高からず、低からず。まさに絶好の運動会日和である。絶好の日本シリーズ日和である。
が、しばらく前から日本シリーズはすべて夜間試合になった。以前は昼間やっていた。しかも平日でも。
筆者が通っていた高校の教室には観音開きの扉が付いたテレビがあった。授業中、その扉を少しだけ開けて教壇から画面が見えないようにし、テレビの前の席のやつが何かあったらみんなにこっそり知らせる、なんてことをやっていたものだ。
バファローズのチャーリー=マニエルが本塁打を打ったとき、彼が頭上で手をぐるぐるを振り回したために、先生にばれてしまった、なんてこともあった。先生も「打ったか」なんて言ってましたけど。秋山幸二のバック転だって、青空の下だったからこそ映えたのではなかったか。
せめて土日、少なくとも日曜日ぐらいは昼間試合にできないものか。まぁ、日本のプロ野球がテレビ中心に動いている以上、しかたがないのだろう。テレビで放送が多い球団に人気が集まり、放送の回数が少ない球団は観客も少ないと思われ、テレビの視聴率が下がると「野球人気の低下」と言われる。
今年、千葉マリンスタジアムの入場券が満員になったことが何度あっただろう。私が足を運んだ仙台、神戸、福岡(プレーオフではない)での試合は、いずれもチケットぴあ等での前売り券は完売になっていた。そりゃあ確かに川崎球場の外野席なんかは「これなむ閑古鳥」って感じでしたけどね。
テレビ中心といえば、試合後のインタビューが「放送席、放送席」から始まるのが気に入らない。そんなの業務連絡みたいなもんだろう。事前に裏方がやっとけよ。まず場内の観客に挨拶するのが筋だろう。それさえないことが多いというのは、どういうつもりなのだ、と思うのである。
ちゃんと覚えていないのだが、この試合では「スタンドの皆さん、そしてテレビ・ラジオの前の皆さん」から始まったような気がする。もしその通りだったら、非常に良いことだ。どこかの放送局のアナウンサだろうか、「わかってるね」と言いたい。
試合の方はご存知の通り、マリーンズが10対0で連勝。両リーグの代表が戦うのだから、もっと「死闘」を繰り広げてもらいたいとも思うのだが…。終盤のタイガースに覇気が感じられないように見えるときがあったのがさびしい。
2試合連続2桁得点、今江の2試合連続4安打、李承燁の2試合連続本塁打、金本知憲・今岡誠の2試合連続無安打、タイガースファンの2試合連続逮捕等、まさに記録尽くめであった。
タイガースは京成観光バスでやってくる。
左は黄色と黒。右は白。この整然ぶりは、ちょっとタイガースの応援らしくないような気がしないでも…。
満員の外野席なのに謎の空白。もしかして虎の顔の形にでもなってるのかしらん、と思っていたが、 右翼側にも同じ空白があり、どうやらテレビカメラが設置されているらしい。「代表撮影」にしてほしいものです。
余裕ができた(?)7回裏には代打で初芝清が登場。千葉マリンスタジアムでの最後の試合になるか?その後、右翼手のキャッチボールの相手に出てきて、大歓声を受けていました。
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